『Fumi's craf』のふみです。(*^-^*)

 

「べらぼう」が終わってしまいましたね。

連続ドラマを観る根気のない私が

毎回二回(18時と20時)観ていた

唯一のドラマが終わってしまった。

あ~…面白かった照れ

 

と、言うわけで

べらぼうロスのまま

山東京伝の作品をもう一つご紹介です。

 

『怪談摸摸夢字彙(かいだんももんじゐ)』

江戸後期に刊行された、

山東京伝(作)× 北尾重政(画)コンビによる

ユーモア読み物です。

妖怪を図鑑風に解説していますが

本物の怪異ではなく、

人の日常生活の中で起きる出来事に対して

京伝の皮肉・風刺が炸裂しています。

 

余談ですが…「べらぼう」の北尾重政を演じる、

橋本淳さんはマジレッドなんですね!?

息子達が毎週テレビにかじりついて

「魔法戦隊マジレンジャー」観ていました。

いや~わからなかった。

大人になりましたねぇ照れ

きれいなので私の手元にあるのは

明治~昭和初期の復刻版と思われます。

 

まずは最初に漢字辞典の様なページがあります。
 
【化物虚字之部】
怪談摸摸夢辞典の中の
『化け物を空想した文字』の部
と言うことでしょうか。
「『女』の下半分を透明にすると『幽霊』とか

なぞなぞの様な文字が並んでいます。爆  笑

 

【山東庵 京伝 戯著 享和三年癸亥孟春】

「享和三年」は1803年

「癸亥」は干支です。

孟春は旧暦1月

「1803年の1月に山東京伝によってフザケて書かれた」

と書いてあります。爆  笑

 

本編をいくつかご紹介♡

(お恥ずかしながら、私はかな文字が読めないので、狂牛寺文庫さんのHPの注釈を参考にさせてもらい、訳してみました。ニコニコ

ぷるぷるふるえるコンニャクの幽霊(拡大)

 

右ページ「こんにゃくの幽霊」

こんにゃくの幽霊はぷるぷる震えるだけで、何を訴えているのか分からず…串でさされて味噌を塗られてるのを恨んでいるから水にも浮かないのでは?とか、細い糸の様な声で恨み言を言ったのが「糸こんにゃく」のはじまりとか。いろいろ言っていますが、結局「水に浮かばない」事から「身軽になりましょう!」と締めくくっています。

 

左ページ「十面おやじ」

夜遊びをして酔っぱらって帰ってきた息子が、怒っている父親の顔がぶれて十面に見えると言い、せっかく母親が仲裁しているのに「役者の端役の集まりの絵の様だ」とか「五百羅漢のようだ」とか「冬瓜が沢山積まれているようだ」とか言って余計怒らせてしまっています(笑)

 

右ページ「欲路首(よくろくび)」
どんなに可愛くなくても、太っていても持参金さえあれば、楊貴妃や小野小町のような美人に見えて結婚できる。お金で婿の顔を叩いて結婚するような人(家)の事を「ろくろ首」にかけて「よくろ首」と言っています。まぁ、婿の方も「金しか見てなかったけど、こんなに…だったとは…」と言っていますので、どっちもどっちですね。
 
左ページ「屁の玉」
こちらは風刺ではなく昔話です。べらぼうファンなら大好きな『屁』のお話です。
しつこくしつこく『屁』にからませてきます爆  笑。内容を分かりやすくするため()で本来の意味を入れてみました。
 
昔々、にんにく村に韮衛門と言う人がいました。幼い娘がいて、にぎりっ屁(掌の玉)の様に可愛がっていましたが、水中の屁のようにぷくぷくと(儚く)逝ってしまいました。あまりに悲しいので韮衛門は出家して「放屁坊(ほうひぼう)」と名乗り、屁国(諸国)へ旅に出ます。臭津(草津)の宿に泊まった時、芋の様な形の岩から「ブーブー」と言う声がして黄色い玉がいくつも飛び出していました。その臭いがまるでイタチのお尻を枕にした様に臭く、これが屁の玉と言うものでした。この玉たちはいろいろな形があり、細くて長いのもあってスースーと立ち上る事もあり、あたかも玉屋の花火のようでした。
 
最後に韮衛門は
「ああ臭い臭い。へくさいえんめいへないあんぜん(息災延命家内安全)」と言っています。とことん「屁」でした。(笑)

まだまだ面白い妖怪?が沢山掲載されています。老後はかな文字を勉強して自分で読めるようになりたいですね。

 

次の「豊臣兄弟」も面白いといいなぁおねがい