Fumi'craftのfumiです(*^^*)
今夜はクリスマスイブですね。![]()
私のクリスマスの楽しみは…コレクションのクリスマスジュエリーを出しては並べて、磨いて愛でて…またそっとしまう事です。![]()
クリスマスジュエリーは、なぜ今も残っているの?
手元にあるのはHEDY、ART、Weiss、Napier、Eisenberg、Stanley Hagler、Tancer II、Gerry's、JJ、Hollycraft、Avon。まだまだ他にも沢山のメーカーがあります。シーズンオフがねらい目。また探そうっと。![]()
この時期、国内外を問わずネットショップにはクリスマスジュエリーが溢れていますね。どうして、こんなにも何十年も前のクリスマスジュエリーが沢山市場に残っているのでしょうか。
1940〜1950年代のアメリカでは、多くのメーカーが毎年のようにクリスマスモチーフのジュエリーを作り続けていました。そこには、当時の時代背景とメーカー側の狙いがあったと考えられます。
クリスマスは、特別な「売り場の季節」
戦後のアメリカでは、百貨店文化が大きく発展しました。その中でクリスマスは、
一年で最も売り場が華やかになる時期です。クリスマス前になると人の気持ちは少し高揚し「何か特別なものを買いたい」「贈り物をしたい」という気分になります。
クリスマスジュエリーは、そんな短い期間の高揚感に応えるための季節商品でした。
高級ラインのブランドも作っていた理由
価格は本物の宝石ほど高くなく、でも、きちんと作られたジュエリー。自分用にも、ギフトにも選びやすい存在だったのです。Eisenberg、Trifari、Weiss など、
普段は完成度の高いラインストーンジュエリーや洗練されたデザインを得意としていた名の知れたブランドまでもが、クリスマスジュエリーを積極的に制作していました。それは、「日常使いの主力商品」というより、売り場を華やかにし、季節感を与える役割を担っていたからだと考えられます。
「長く使う」より、「今を楽しむ」ためにメーカーが重視していたのは、
何十年も後に評価されることではありません。
「その年の12月に売れること」
「クリスマスの売り場を華やかにすること」
クリスマスジュエリーは日常使いのジュエリーというより、お祝いの気分を身につけるものでした。だからこそ、少し可愛らしく、少し大げさで、見ているだけで楽しくなるデザインが多いのかもしれません。
それでも、今も残っているということ
当時作られたクリスマスジュエリーは、膨大な量にのぼります。その多くは、役目を終え、壊れたり、失われたりしていきました。それでも今、ヴィンテージとして残っているものは作りが良く、捨てられず、大切にされてきたものばかりです。
メーカーの思惑で作られ消費されるはずだったジュエリーが、数十年後に時代を映す小さな美術工芸品として残っている…そこに、ヴィンテージの面白さがあるように思います。![]()
クリスマスジュエリーのコレクターが多い理由
クリスマスジュエリーには戦後アメリカの楽観的な空気、家族で祝う時間への憧れ「楽しいことを大切にしよう」という価値観がぎゅっと閉じ込められています。
だから今も12月になると、私たちはこの可愛らしいジュエリーに心を動かされるのかもしれません。
クリスマスジュエリー、集めてみませんか?![]()
【参考資料について】
当ブログの記事は、以下のような
コスチュームジュエリーの定番資料や実例をもとに、
当時の流通や商品特性から考察した内容です。
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Mary Morrison
Christmas Jewelry(Schiffer Publishing) -
クリスマスツリーブローチに関するコレクター向け資料
(Kovels / Antique Trader など) -
Eisenberg、Trifari、Weiss ほか
各ブランドの年代別作品・百貨店流通の実例
※「メーカーの思惑」については、
一次資料で明文化されたものではなく、
当時の市場背景・商品性からの考察を含みます。
私の作品は以下のサイトへ![]()

