心がざわざわして落ち着かない日が続いた日のこと

 

ハートの内側に 何か塊がありました

 

それはトゲトゲしていて簡単に触れられないように

なっていました。

 

隙間からソッと覗くと

 

長いまっすぐな髪を一つにまとめ

真っ赤な袴をはいて

大きな長刀を抱えて胡坐をかいた女性と目が合いました。

 

彼女は四方八方に自分の意識を張り巡らし

自身の真後ろにも神経を尖らして、ピリピリしていて

少しでも自分のこの空間に入ってこようものなら

その大きな長刀で突き刺してやろう。。

そう思ってずっとずっと息を殺してここにいました。

 

それを見て

 

私は何もしませんでした

 

彼女が近づくな!というのなら近づくのはやめよう

 

そう思いました。

 

昔の私なら、ちょっと怖いけれど

「どうしたの?」と話しかけ

なんとか彼女の気持ちを緩ませて

この空間から出てきてもらおう・・

 

そう思ってがんばったかもしれません・・

 

 

でも今はただ

この中にそんな女性がいるんだな・・ということを受け取って

そして

私はそこから離れたハートの中で

寝そべってゴロゴロしながらくつろぎました・・・

 

 

空は綺麗に晴れていて、雲がゆっくりと通り過ぎていきます

 

 

 

ある雲を見ていると「期待して裏切られた悲しみ」の感情が

沸き上がってきました

 

そうか・・悲しかったんだね・・苦しかったんだね・・

 

そうして眺めていると、やがてその雲は流れ去っていきました・・

 

また次の雲がいいます「みんなが怖い」

 

そうか・・怖いんだね・・そうか、そうか・・

 

雲はやってきて・・そして去っていきます

 

それをただ、私はハートの中で寝っ転がって眺めていました。。

くつろいでいる私はただそうなんだ・・という思いだけで眺めています・・

 

「あの時は悔しかったなぁ・・誤解されて勝手に怒りをぶつけられて」

 

急に声がして左を見ると、先ほどまで籠城していた女性が

長刀を横に置いて、私と同じように両手を枕のように頭の下に置いて

膝をぶらぶらさせながら、誰に聞かせるわけでもなくつぶやいています

 

一瞬驚きましたが、私もまた同じように空を見上げてのんびりと

雲や空の青さや風の心地よさを感じていました・・

 

その後もずっと彼女は流れてくる雲を見ながら

いろんなことをつぶやいていました・・

 

私と彼女は

しばらくの間ずっとウトウトしながらそこに寝そべって

いました・・・

 

そこで大きな気づきがあったわけでも

大きな変化があったわけでもありません

 

何かを解決したわけでもありません

 

頭で考えていると、ついついこの状況を変えないと・・と思ったり

解決するためにはどうしたらいいのか・・という思考にはまります。

ネガティブな感情や出来事があれば、解決したいと思うし

改善の糸口を見つけないといけないと思ってしまいます。

 

でもハートは、どんな感情が来てもウェルカムなゲストハウス。

 

何も変える必要はないのです

 

私はずっと変えたいと思っていたとこがありました。

自分に厳しい分、周りにも厳しかったかもしれません・・・

 

でも今回は何もしませんでした。

長刀を持つ彼女は今も私のハートの中で寝っ転がっています^^

 

 

「どんな自分も愛せるか」

 

前回のブログで神は宇宙は私に事あるごとにそう問いかけていると

書きました。

 

まさにハートの内側の世界がそうなのです。

 

私たちの内側の世界は宇宙。宇宙なのです。

 

長刀を持った女性は、ハートの中で清々しい顔をして

大の字に寝転がって目を閉じています

 

心配性で緊張しいで超敏感な私自身が

やっとそれらを解き放ってくつろいでいる姿に

似ているな^^と思いました。

 

それでいいんだって心から思える

目を開けた時、穏やかな気持ち、安心感、清々しさ

これこそが、宇宙であるハートがもたらしてくれる恩恵

 

それこそが生きる喜びだな・・としみじみ味わっています