前回（パート１）の続きです
顔だけ老人の子供と対峙した彼女
これまで彼女は「自分の人生はうまくいっている」
と思ってきました。
なぜなら、自分の気持ちを抑えたり、気にしないように
すれば、嵐は過ぎ去り、何事もなかったかのように
日常を過ごすことができるから・・
そうすることを限りなくやり続けた結果、それが自分だと
信じて生きてきたから・・
だから
自分の感情はコントロールでき
人生もコントロールできる・・
そう思ってきた。。いえ、思おうとしてきた彼女でした。
でも
その顔だけ老人の子供と対面した瞬間
これまで頑張って努力して積み上げてきた自分は
本当の自分ではないことに気づいたのです。
怒りとも悲しみとも怖れともとれない表情で
自分を見つめるこの子供は・・・
そう、その子供は「もう一人の自分」だった！
その瞬間
これまでの人生、ずっと頑張ってきたけれど
もうこれ以上取り繕えない、取り繕いたくない
そんな本心があることにも気づきました
本当の自分とはなんだろう？？
よくわからない・・
わからないけれど
この今の自分も私だし
この老人の顔した子供も私なんだ・・
もしかしたらまだいるかもしれない・・
でも今わかっているこの二人の私は
どちらも私なんだ・・
私が私を取り戻し
本当の意味で
「真実の私」で生きていくために
私は、この子供と話し合わないといけない
そして
仲直りしないといけない
そう彼女は悟りました。
子供を閉じ込めたのは彼女です。
その子供は彼女に対して怒っていました。
それと同時にとても傷ついており
また恐れてもいました。
顔が皺だらけになるくらいの長い間
ずっと閉じ込めてきたのだから当然です
彼女はその子供に心から謝罪しました。
あなたを閉じ込めて
外にずっと出さないようにして
本当にごめんなさい。
私はあなたと仲直りがしたい
あなたと一緒に笑いあいたい
これからはずっと一緒に仲良くやっていきたい
そうやって彼女は
毎日毎日ずっと
もう一人の子供の自分に謝って
その子供へ愛の光を注ぎ続けました。
当然、その子供からの反発は大きいものでした。
今頃、何を言ってるんだ！
ずっと閉じ込めて無視してきたくせに！！
今度はお前を閉じ込めてやろうか？
そんな風に怒りをぶつける日もあれば
ずっと苦しかった
ずっと怖かった
もう自分には価値がないんだって思ってた・・
そう泣きながら訴える日もありました
彼女はその一つ一つの訴えを
今度は無視せず
いつでも
何度でも
根気強く耳を澄ませて
一つ一つ受け取っていきました。
少しずつ少しずつ
その子供のこわばっていた顔が緩み
だんだん笑顔になっていきました＾＾
不思議なことに、皺の多かった顔がどんどん若返って
本当に子供のような明るく純粋な笑顔を見せて
くれるようになりました。
そして彼女はその子にいいます
「大好きだよ」
「あなたが必要だよ」
「自由にしていいよ」
すると
子供は飛び上がるくらい喜んで
踊り、跳ね回りながら
ぴょんぴょんと
外に飛び出していきました。
気が付くと
彼女の胸の動悸はなくなっていました。
薬も必要なくなり、毎日気持ちよく過ごせるように
なりました。
そんな彼女はいつもその子供の自分と繋がっていることを
感じています。
今では、その子供の存在が自分にとって喜びであり
とても頼りになる存在であることがもうわかっています。
外側の自分と内側の自分
大人の自分と子供の自分
顕在意識と潜在意識
どちらも大切で
そのどちらもが元気で一点の曇りなく輝くこと
そうすることで、
宇宙からのエネルギーを
超意識からのメッセージを
受け取ることができる
未来世の自分のサポートも
受け取ることができる
それが宇宙意識に目覚めるということなのかしら・・
と彼女は思います
＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊
自分は大丈夫。
もうインナーチャイルドのワークはたくさんやってきた
だから私はもう十分癒されている
そう思っておられる方達も
ぜひ今一度、胸に手をあてて
自分の内側をそっと覗いてみてください
あなたの内なる子供はどうしていますか？
どんな表情をしていますか？
どんなことを言っていますか？
人生を変えたい！自分を変えたい！と思う人は
かならずやってみてください。
そのカギは内なる子供が握っています＾＾
