ラスベガス滞在も2週間が過ぎました。次の渡航先はハワイです。
この旅行記をスタートさせた冒頭でもご説明しましたが、今回の海外旅行は過去にキャンセルしたユナイテッドのフライトクレジットを利用したもので、エアチチケットはアメリカの2都市間周遊です。
日本の羽田空港からラスベガスまでは、フライトの予定変更も発生して、シカゴ経由でほぼ一日がかりの渡航でした。
これから向かうハワイのホノルル空港へは、サンフランシスコ経由の約9時間で到着する予定です。
アメリカ国内のエアライン利用では、事前のPCR検査は不要で、ワクチン接種証明書が有れば搭乗可能ですが、ハワイ州に入る場合だけに限っては、ハワイ州が推奨するセーフトラベルズプログラムのアプリ登録が必要でした。
それは、パスポート内容とワクチン接種証明書の情報を所定の様式で入力し、ハワイ州のルールに準拠する旨の宣誓書にポチっと認定ONするだけの簡単なものです。
アメリカはITによる情報管理システムが日本よりも進んでいるので、日本での渡航前や帰国後検査のような手間は一切ありませんでした。
ラスベガスを出発する日の朝です。
3月という時期は、日の出が比較的遅い時刻の5時過ぎでした。
荷造りは、前日のうちに準備を整えておきましたから、朝起きてからザっとシャワーを浴びて、コーヒーを飲みながら身支度を整えるだけの簡単作業です。
荷物をコンテナに積んで、1階のフロントへ行ったらチェックアウトの手続をします。
チェックアウトでは、新たな支払は発生しませんでした。つまり、ハワイのようなリゾートフィー(滞在税)も無いのです。
この時の滞在は、元々がハワイのタイムシェアの所有権ですから、結局は2週間の宿泊費といった経費は0円です。とにかく、過去2年間にキャンセルした海外旅行の予定を無駄にする事なく、再び実現する事が出来た喜びで、心は充実していました。
タクシーで空港へ向かいます。
時刻は、朝の7時頃でした。
ラスベガスの、金ピカのホテル群に、さようなら。
空港までは、車で15分ほどの近い距離です。
ドライバーの兄ちゃんのレゲェ風ヘアを 『It's cool!』と言って褒めたら、かなり喜んでいましたよ。
ラスベガス空港も、本日が見納めですね。
ユナイテッドのチェックインカンターで、搭乗チケットの確認と機内預け荷物の搬入をします。
荷物は一人2個までが無料で、1個の最大重量は23kgです。
チェックイン手続きには問題無しで、搭乗ゲートへ向かいますよ。
空港内の連絡鉄道を利用します。
この時は、アメリカ国内でも空港内はマスクの着用が必要でした。
それは、2022年6月現在の段階では、全面的に解除となっているようです。
ラスベガス空港は、それほど混雑もしていません。
空港の規模は大きいですよ。
そしてまた、ラスベガス空港はそのままカジノ場です。
此処で一発当てたなら、エア代が稼げるかもしれないけれど、反対に負けでもしたなら、ハワイで飯が食えなくなるでしょう。 人生はギャンブルか? いや、私しゃ堅気に生きますよ。
ギャンブルせずにショッピング。
チラッとフードや小物を買いました。
ボーディングタイムまでは、まだ少し間がありました。
ラスベガス(LAS)~サンフランシスコ(SFO)間は約2時間。搭乗開始は9時59分からで、出発は10時14分の予定です。
更に経由地のサンフランシスコでは、現地時刻の正午に到着し、乗り継ぎ便の出発予定は13時10分です。
最終的にホノルル空港へ到着するのは、現地時刻の16時12分を予定していました。
今の時代は、それらすべての情報をスマホでアプリ登録するので、紙のエアチケットは不要です。
でも、私はアナログオヤジなので、一応は紙のチケットもプリントアウトしてもらっていましたけどね。
そろそろボーディングタイムですよ。
何となく、薄暗くなってきた空模様。まさか、砂嵐じゃあるまいな?
とにかく、出発してしまえばこっちのものです。
搭乗チェックインは、スマホ画面のバーコードで、ピッ!”
機内に乗り込みますよ~♪♪”
中央通路を挟んで、左右に三座席並びの中型旅客機。
乗客数は、ほぼ満席の状態でした。
ラスベガス空港を出発します。
ゴールデンコンビの、ホテル マンダレイ・ベイとトランプタワー。
ルクソールのブラックピラミッドも見えていますね。
ぐんぐん急上昇のトップガンフライト。
トランプタワーは、玩具の金の延べ棒です。
赤丸で囲んである場所が、私たちが滞在していたマリオット・グランドシャトーですよ。
その後ろ向こう側がラスベガス空港。
つまりは、私たちを乗せた旅客機は、空港を飛び立ってからラスベガスの繁華街上空で、ぐるりと急旋回しているという事です。
ラスベガスの思い出は、最後の最後までエキサイティングなのでありました。
ラスベガスよ、さようなら。 きっとまた来るよ!
あれよあれよという間に、地上に見えた街はサンフランシスコでした。地上続きのフライトは、1時間46分です。寝ている暇もありません。
サンフランシスコに到着したのは、現地時刻でジャスト12時の正午です。つまり、ラスベガスとの時差はありません。
サンフランシスコ空港は、世界に名立たるハブ空港。その規模は広大ですよ。
私たちの機内預け荷物は、自動的にホノルル行きの乗り継ぎ便に運ばれる事になっています。
此処で機内預け荷物を受け取る必要は無いものの、私たちには他にクリアしなければならない課題が有るのでした。
それは、ハワイ州の規定によるセーフトラベルズプログラムへの登録確認です。
もしもこの時点で、自分のスマホへアプリ登録をしていない場合は、この場所で登録を完了しなければなりません。
これがまた、此処に来てから登録している人がけっこう多く見られたので、驚きましたよ。つまりは、未登録のままで空港に来たって事ですね。アメリカの人って、呑気なんだなぁ...。
私たちなら大丈夫。実は、こういったスマホ関係の操作や登録については桃レンジャーがプロ級の知識と技術を持っておりまして、私の分まで、きっちり事前準備を整えておいてくれたのです。
事前登録が完了していれば、後はITスキャナーでスキャン確認して問題無し!
認証された事を意味するリストバンドを装着して、ハワイ航路の旅客機に搭乗許可となりました。
凄~~~く、簡単です! 日本のチェックとは大違いで、ITシステムが機能的に生かされています。
でも、これが当たり前の時代だと思うのですよ。何のためのIT化でしょう? 空港で人が対応して書類を見直し、そこでまた書類に記載する作業が必要になるのであれば、アプリ登録は無駄でしょう。ましてや、日本の帰国後検査のファストトラックシステムなんて、何のファストにもなっていません。ファストトラックに登録していない人も、登録済みの人と手間と時間は同じですから。
とにかく、ITシステムがどうであっても、日本も早くコロナの生活規制から抜け出してほしいものです。せめて、帰国後検査の無駄な時間は短縮してほしいところですが、この時点では、まだまだ期待できないのが日本の状況でした。
従って今回の旅行では、私たちは羽田空港に到着してから手間取る事を予想して、直ぐに帰宅は出来ないだろうと思い、最寄りのホテルへ一泊する予約をとってあるのでした。あぁ... やれやれ。
乗り継ぎチェックが完了し、無事に問題なくハワイへ行けると決まったならば、安心して眠くなってきましたよ。
此処で熟睡してしまったら、ハワイ航路に乗り遅れます。ヤバいです!
寝覚めの一杯は、缶ビールで元気を出しましょう!”
おっと! ハワイ航路のユナイテッド便に、通路が連結されましたぞ!
ボーディングタイムとなりました。私たちはグループ2です。
此処では、係員にリストバンドを見せるだけ。リストバンドが証明書なのです。
もちろん、PCR検査の陰性証明なんて必要はありません。アメリカ国内ラインですからね。
わお!” ビッチびちの満席だ!
つまりは、アメリカ本土からハワイへ行きたい人は、こんなにも多いという事ですよ。
日本からの海外航路はガラガラの空席状態でしたが、だからといって世界の人々が旅行を控えて生活しているという訳ではないのです。
世界はすでにアフターコロナ。日本は標準ではありません。
サンフランシスコを飛び立ちました。向かう先はハワイです!
そして、約6時間のフライトの後に、到着したのはホノルル(HNL) 空港。
フライトは予定通り。すべて順調です。ラスベガスを出発してから、乗り継ぎの待機時間も合わせて、約9時間の行程でした。
旅客機から降り立った場所はハワイ州。
この空間の空気はもはや、ハワイの香り。
‘むわ’っと暑いハワイの陽射しには、ラスベガスで感じたトゲトゲしさは有りません。
来たぞ! 3ヵ月ぶりのハワイです! いやぁ~、最高です!
もうこの後は、機内預け荷物を受け取って空港外へ出るだけです。当然ながら、入国審査なんて有りません。ましてや、到着で各種検査をされる事も無いのです。
全ての確認は、乗り継ぎのサンフランシスコ空港でハワイ航路便に乗る前のチェックを受けて完了しています。腕に装着したリストバンドは、規則としての整合性が有り、しっかり役目を果たしているのです。
これが世界標準ですよ。