12月のハワイは雨期に入り、比較的湿度の高い空気が潤いを感じさせてくれる季節となります。 それでもまだ、寒い冬になったというほどの雰囲気は感じられず、ビーチでは大勢の遊泳客の姿が日常的に見られます。 ただし、ワイキキ沖の水平線に沈む夕日は、夏場よりも霞に滲んだような様相を呈してくるのですよ。 でも、それはそれで美しいハワイのサンセットでした。
アラワイヨットハーバーから、西側の海に沈みゆく太陽。
日中から曇り空のお天気でしたが、水平線に近づく太陽は、夕暮れになってから刻々とその姿を顕著に表し始めました。
人の営みが感じられる混沌としたヨットハーバーで、普遍的な宇宙の象徴であるサンセットのショーが始まります。 その対比が、とても不思議で美しいものでした。
この壮大な光景は、もはやブロードウェイのステージショーどころではありませんねぇ…。
何故かしら、アフリカの大地で繰り広げられるライオンキングの世界を想像してしまうような、ハワイのサンセット光景でした。
私達がこの日のサンセットをアラワイヨットハーバーで眺めていたのは、滞在先がヒルトンハワイアンヴィレッジだったからですよ。
沖の海に浮かぶ船は、サンセットクルーズの豪華客船です。
太陽が水平線の向こう側に沈んでしまってからのトワイライトタイム。 海上に浮かぶ帆船と豪華客船の上を、ジェット旅客機が飛び越えて行きました。
私達も、明日には日本へ向けて飛び立つ予定の、帰国前日の夕刻でした。
一枚の風景画を見ているような美しい光景。 でもそれは、一秒たりとも同じ姿で留まるものでははありません。
豪華客船と交差するように海上を滑るハワイアンカヌーが、時の流れを速めるように進んで行きました。
黄昏のヒルトンビーチです。
12月のワイキキには、凪の海が広がっていました。
夕刻のダウンライトに輝くヒルトンハワイアンヴィレッジのビル群。
ヒルトンの桟橋越しに見えるダイヤモンドヘッドは、物思いに耽るかのように静まり返っていました。
ヒルトンラグーンの淵を、ぶらぶらと歩いてみます。
太陽はすでに沈んでしまった時刻なのに、空の青さが蘇って輝いていますよ。
暮れ行く空に際立ってそびえ立つレインボータワー。 それは、この時一刻の風景でした。
やがて宵闇迫る時刻となって、自身のイルミネーションが灯されます。
今夜のディナーに出掛けましょう。
今夜の夕食は、レインボーバザール内に店を構える、イタリアンレストランのフレスコにしました。
エントランス前には、大看板のメニュー表示。
予約はしていませんでしたが、さほど待ち時間の必要も無いようです。
エントランスマットが、フレスコ画的にアピールしてますねぇ。
店内は、かなり広いですよ。
中央フロアのテーブル席を通り過ぎて…。
案内されたのは、一番奥のボックス席。
あらま!” 予約無しだったわりには、けっこう落ち着いた雰囲気のテーブルじゃない。
毎度の事ながら、ラッキーだねぇ。
ドリンクオーダーは、オレンジカクテルとマイタイです。
それでは今宵も、クリスマスウィークのハワイの夜に乾杯。
陽気で親切なウェイトレスさんは、日本人かと思いきや、チャイナ系のアメリカ人でしたよ。
前菜で選んだのは、アラカルトのカラマリフライ。
ま、その…。 いわゆる日本のイカフライってとこですね。 これがけっこうカリっとしていて美味しいです。 イタリア料理では、タコやイカはレギュラー食材ですよ。
二人がメインでオーダーしたのは、ロブスタースパゲティに、リブアイステーキとグリルドシュリンプのセット。
セカンドドリンクにロングボードビアを注文したら、ウェイトレスさんが冷えたグラスに注いでくれました。
はい! ロングボードはハワイの定番ビールです! ラベルのレトロなデザインもステキ!
ウェイトレスが撮影してくれた、私たち夫婦の2ショット。 明るい店で、陽気な食事を楽しんでますよ。
トマトクリームソースで味付けされたロブスタースパゲティには、大きなロブスターテールが乗っておりますが、中身は取り出された殻でした。 もちろん、ロブスターのお肉はスパゲティの具材として調理されていますけどね。
スパゲティには削りチーズのサービスもイタリア風。
リブアイステーキに、串刺しのグリルドシュリンプ。 どちらもボリュームが有りますよ。
もうこうなると、二人でそれぞれを交換しながら一気食い! 作法はジャパニーズ流なのでありました。
あぁ”、、、食ったぞ食べたぞ大満足です。 クリスマスと言ったって、ハワイの夜は普通に楽しく快適でした。 日本の故郷では、雪が降ってるかもしれんなぁ…。 もう少しこのまま、半袖シャツに短パンのままで、夜風に吹かれている事にしますよ。 ハワイの夜を楽しみたい…。
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