問題を攻め、人を誉める
一般に、交渉や衝突回避の方法としてあげられるのは、
「人と問題を切り離す」ことです。
感情を混入させ個人攻撃に走ったら、問題はこじれる
ばかりです。
今日のバイリンガルユーチューブでお話しています。
①日本語版:(22) (4720 )人を責めるな、問題を攻めろ! - YouTube
②英語版 :(4721 )Honda’s CREDO:Aren’t you going to kill the chicken? (youtube.com)
どのような人も、どのような高尚な人でも、
基本的には自己防衛を第一義に考えているものです。
できるだけ人柄や人格を否定することなく、
問題点を絞り込むようにして、質問をして相手に
考え させるように持ってゆくのが良い。
人は自分で考え始めたら、解決策を自分で発見できる
可能性が高まるのです。
そして問題が絞り込まれていれば、解決策を考えつく
確率も高くなるのです。
「鶏を殺すな」(ケビン・D・ワン著/幻冬舎)
と言う 本に、ホンダ技研工業の経営姿勢としてこう
述べられています。
「失敗を奨励せよ。経験のないことをやって誤るのは
本当の失敗ではない」
「ただし、失敗したら原因を追究し、正しく反省せよ」
「正しい失敗・正しい反省をした人を攻撃して潰すな」
要するに、失敗した鶏に追い打ちをかけて殺すような
ことをせずに、 何が間違いだったのかを反省して、
その改善策を共に 考える様なやり方が成長する組織だ
というのです。
その意味で、挑戦して失敗した人は勇者です。
誉めるに値します。
失敗の原因を考えずに暗闇に葬る のは、本人にも周り
の者にもなんのプラスも生みません。
原因になった人を攻めずに、 互いに問題点を指摘し合い、
皆で改善点を考え出すことです。
人を誉めて、問題点を攻めるのです。
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