勝手に降臨・・・狂獣現る!!!
その夜は飯を喰いっぱぐれていたので、
村の営みを告げる朝礼のあと、
※1村人が連れてきた、旅人達が落ち着いた頃に村を出た。
村外れに最近出来た“京風おでん”をいただきに行ったのだ。
入ってみると・・・・
店の雰囲気は次第点であった。
お通しと注文した〆鯖までは良かったのだが・・・・
その後の料理がちょっと物足りない。
味が合わないのかもしれない・・・・
そもそもおでん屋さんなのに、
わたしの食指が動くものが無い・・・
結論から言うと、
ちょっと小洒落てはいるけど・・・・
なんか中途半端な感じであった。
そんな訳で〆を喰わずに他の店に向かうことにした・・・・・
最初は村隣で、
うちの村人の大好きな焼肉屋に行ってクッパでも喰おうかと思ったが、
ちょうど※2「耐え蔵」から連絡をもらっていたので、
行きつけの“雷厨婆”に向かった。
店に行くと「耐え蔵」の他にも※3「バカネコ道」もいたりして、
楽しく美酒に酔いしれた・・・・
酔いしれちゃダメか????
しばらくして「耐え蔵」は珍しく早めに帰っていった。
途中で村に連絡してみると・・・
別段変わったことは無いようだったので、
もうしばらく美酒を楽しむことにした・・・・(いつまで飲むんだ!!!!)
ただ・・・・その時に変な者が村に来ているとは言っていた・・・・・
最近召喚した妖獣と共に村に住み付いた妖怪を指名して来ているらしいのだが・・・
とにかくすさまじき瘴気を放っているというのだ!!!!
(まあ、大丈夫だろ!!!!!と、その時は思っていた・・・・・
だって、美酒を味わいたかったんだもん!!!!)
そうやって楽しく美酒をいただきながら・・・・
「バカネコ道」を如何(いかに)に村に送り込むか?
などと考えていた。
結果的には自らが何かに取り付かれるように村へ足を運んでいった・・・・
怖いもの見たさとでも言うのだろうか?
妖獣に会ってみたいらしい・・・・
珍しい人だ!!!
食べられちゃうぞ!!!
もしかしたらこんな村外れまで、
その怪(あ)しき妖術が届いていて・・・・
旅人を誘い込んでいるのかもしれない・・・
さて、そんな楽しいひと時を過ごしたわたしは、
いい気分で村へと帰っていった。
村に戻ってみると妖術使いが血相を変えて寄って来た!!!
「大変です。さっき言った奴がもう止まりません!!!!
どうにかして下さい!!!」
いったいどんな奴だろうと見てみたが・・・・
誰だかさっぱり分かりません!!!
「どんな素性なんだ?」
と問いかけると・・・・
「例の妖怪を指名はしているんですが、
本人もあまり知らないらしいです。
なんでも送りの※4馬車で一緒だったぐらいのものらしく・・・
でも、妖獣とは知り合いらしいですよ!
なんでも名前はジュ○○とかいうらしいですが・・・・」
その時、頭の中で・・・・ジュ○○?????
もしや!!!!!!!!
そう思って今一度そのおぞましき姿を見ると・・・・
それはまさしくわたしの知っているジュ○○だった!!!!
いつの間にか側に来ていた妖獣が
「知ってるの?」
などと声を掛けてきた。
「ああ、ちょっとなあ~」
そう言ってわたしは詰め所に入っていった・・・・
しかしながらその振る舞いは止まることを知らず、
村中を狂気の坩堝(るつぼ)に陥(おとしい)れていったのである・・・・・
と、今回はこの辺まで・・・・
続きは明日。