看板大破 | 酒嚢飯袋~水商売経営者の徒然日記

看板大破

最近やっと公休が取れるようになってきたのだが、何せその時々の都合があるので急に公休になる時がある。

先日もちょっと体調が悪かったので、急遽公休を取った。



とりあえず、睡眠不足が続いていたのですぐに仮眠を取った。


この段階で予想はしていたのだが、夜中になって必ず目が覚めてしまう。

中途半端な時間に寝るといつもそうである。


たいていの公休日も家から出ない時はそうである。

昼過ぎ位から飲み初めて、夕方にはお腹が空いて食事。ワインでも飲もうものなら8時にはいったん仮眠を取る。

というよりは酔いつぶれるようにして寝てしまう。

その日もいつもの様にやっぱり酔いつぶれてしまった。

しかし、いつもとは違って目が覚めることはなかった。

熟睡である。

明け方ごろに、私は素敵な夢を見るはずだった。



ところが、夜中の2時過ぎに、携帯が鳴った!

店の店長からだった。



寝ぼけながらも慌てて携帯に出た。

すると、「酔っ払った通行人が店の外にある行灯看板をブッ壊した」という内容だった。

通行人はかなり泥酔状態らしく、どう対応したらいいか?という事だった。


とりあえず直ぐに店に行く旨を告げ、家を出た。

寝ていたジャージの上にもう一枚ジャージを着て、寝癖の付いた髪を隠す為に帽子を被って急行した。


店に着くと店長が外に出て待っていた。

看板はかなり壊れていた。


一体どうやったらこうなるのだろう?

そう思って近づいていくと、そばに座り込んだが老人がいた。


かなり酔っ払っているらしく、ろれつも上手く廻っていない。


色々話をしてみたのだが、何かが引っかかる!

いったいなんだろう?


しばらくして、原因が分かった。


その老人はわたしの知り合いにそっくりなのだ。

違うところといえば、もう既に老人になってしまっていることぐらい。

とにかく似ていた。

ひょっとしたらその知人のお父さんかな?ぐらいの感じだった。


確認する為にも名前を聞いたが、全く違っていた。

ちょっと安心しながらも話を進めていくと、生まれた年がわたしの父と同じだった。

昭和6年生まれ。


いい年の老人がこんな夜中まで何してるんだろう?早く帰って寝ろ!ぐらい思ったのだが、

「お父さん!もう遅いから早く帰りな!」と声をかけた。


そう言うと

「ウン、もう帰るよ!」そう応えて、老人は夜の街に消えていった。


あんな老人がいったいどうやったらうちの看板をあんなに大破出来るのだろう?

店長に経緯を聞くと「看板と一緒に横に倒れて動かなかった」との事である。


怪我はしてないのだろうか?

ついつい自分の父と同じ年の生まれだったせいか、そんな事を気にしながら家に帰った。



家に帰ってから、ふと、看板はいつ直るのだろう?と気になったのだったが、なんと翌々日には直っていた。

業者さん有難う。