現実【飛鳥】 | マスカレイド~現実と妄想のはざまで~

マスカレイド~現実と妄想のはざまで~

鬱とお友達の、多重人格人間…ピエルさんが、マニアックな内容から日々のささいな出来事まで…自己満&妄想全開で書き綴っていきます♪♪♪
仲良しのブロガーさんすら、めったに訪れない…哀しいブログですが(笑)、温かい目で見守ってやって下さい☆☆☆
(*^o^*)

前回、改めてぼちぼち更新していこうみたいなことを言っておきながらふと気がつけば3週間ほど経ってしまい···



我が街を含む東海地方も本日梅雨入り☔️








ところで···


世の中「努力すれば夢はかならず叶う」とか「諦めずに頑張っていれば必ず良い事はある」などと言う人がいる。








嘘である!!!








もちろん···努力は大事だし、頑張らないより頑張る方が夢や目標に近づく可能性が高くなるのは確かだ。




でも、人の何倍も努力して精一杯頑張った人間の夢が“必ず”叶うということは······ない。




そこには、生まれながらの才能、気性や性格、その人間を取り巻く環境や人間関係、運やタイミング等々···




実に様々な要因が絡み合って結果は生じるものであるからだ。




そして、どんなに品行方正に生きていたって、ある日突然理不尽な出来事に遭遇することだってある。








少し前のドラマ『ハケン占い師アタル』の中でのセリフだっただろうか···主人公が「世の中の人間は、みな平等に不平等なんだよ」みたいなことを言っていたが、結果的に良い思いをする人も悪い目に遭う人も、みんな平等に、不平等で理不尽な体験をする可能性を抱えているのである。








···と言っても別に、努力なんてしたって無駄なだけだとか、ただただ運命に身を委ねろとか、そんなことを声高に叫ぶつもりはない。




最近も、痛ましい事件や事故のニュースが立て続けに世間を賑わせているけど、人には自身の意識や行動とは関係なくどうにもならないことがあるということ、また、誰しも天災や理不尽な出来事の当事者になる危険性と常に隣り合わせだということ···




それが現実だということ···




それを忘れずに生きるべきなのだ。








例の川崎殺傷事件にしても、ここへきて「ああいうことをする人間はひとりで死んでほしい」という意見を巡って賛否両論渦巻いていて、犯人を人として不良品扱いすることの是非だったり、ひきこもりイコール犯罪者予備軍という風潮の危険性だったりが取り沙汰されているけど、そもそも論点がズレてきているように思う。




だって、ひきこもりとかオタクとかに限らず、一般的にまとも(だと思われている)な人···いわゆる善良な人、真面目な人、親切な人の、思いやりがある人などにしたって、本当の裏の顔なんて他人(いや、たとえ家族とかでも)にはわからないし、誰にでも何かのきっかけで逸脱行動を起こす可能性はあるのだから。




心理分析や精神科の治療などを全否定するつもりはないけど、他人の心の中、いや自分自身の心の奥底でさえも100%理解することなんて不可能なんだから、テレビとかでいつまでも犯人の動機や犯行当時の心理状態についてあれこれ議論しているのを見ると、ホント、イライラしてくる。




センセーショナルな事件が起きるたびに、現場にいつまでも居座り、遺族や関係者の気持ちも考えずインタビューしまくるマスコミ、いかにも正義漢ぶってあれこれ好き勝手な意見を言いまくるワイドショー···




そういう意見や、犯行を忠実に再現する様子を、被害者や遺族の方はどんな思いで見ているんだろうね。。。








「ひとりで死ね」を巡る議論にしたって、何だか加害者の人権だったり、社会的な偏見なんかについていろいろ言う専門家は多いけど、被害者の気持ちを考えた意見はほとんどないように思う。




加害者の心の闇とか更生とか言われたって、被害者の悲しみが癒えるわけではない。何をどうしたって死んだ人は帰って来ないし、身近な人を殺された人は、正直殺したいほど犯人が憎いのだから。。。








とりとめのない話になってしまったが、この数日間いろいろと腹立たしい気持ちになることが多く、つい長々と書いてしまった。。。




結局、我々は日々懸命に生きつつも、常に理不尽な現実の中にいるってことを自覚すべきなんだろうね。






🎵永井龍雲『飛鳥』





せめて···

喪われた魂よ安らかに。