「中天」 2006年 韓国
鑑賞日:2007年9月7日
映画館:シネマート心斎橋(韓流シネマフェスティバル)
昨年11月にソウルに行ったとき、COEXの天井に「中天」の吊広告がずら~っとかけられていて、そのときからずっとずっと早く観たくて楽しみにしてました。
4月に「彦根城400年祭」に行ってワダエミの衣装展で実際に使った衣装も観てきて、ますます期待はふくらみ…。
ということで、期待いっぱいだったせいか、ちょっと物足りない。
「ファンタジー」の面白さは、その架空の世界がどんなに奇妙奇天烈であっても、その世界に思い切りはまってしまわないと楽しめないと思うんだけど、この「中天」の世界がいまいちわかりにくい。ホ・ジュノたち、昔のウソンの仲間たちが、中天を使って現世に復讐(革命?)しようとしているらしいことはなんとなくわかるけど、わかりにくくてその攻防がどんだけ迫力あってもいまいち楽しめない。
中天の世界で、切られて倒れるのではなくふっと消滅していくのが印象的で美しかったんだけど、『消滅してどうなるの?霊魂も消滅するの?それともどこかに行くの?』それがわからなくて、観終わったら「パンフレットかなにかで解説してくれ~~!!」状態でした。
寡黙なウソンが好きなので、私の中では「MUSA」のヨソルが最高峰。残念ながら今回もヨソルを超えてないと思う。テヒは清楚な感じが「天人」らしくて、スクリーンいっぱいにアップにしても美しく、映画初出演にしては好演してたと思う。でも、テヒが必死になっても、この世界がようわからんから、こちらにあまり伝わってこない。
ホ・ジュノも、ずっと座って何をしているんだかわからなくて、せっかくカリスマ俳優使っているのに、もったいない。真っ赤な衣装のオネエサン(名前覚えてない…)も、なんだか族のレディースっぽくて、やりようによってはそれなりに目立つおいしい役どころだったのになぁ…と思う。なんか不満ばかり残ってしまった。脚本が悪いのかしら…?
ファンタジーだったらいいってもんじゃないのよ!!
そういう点では「PROMISE」もわかりにくかったけど。ここ数年観たこの手のアジアンファンタジー映画では、ジャッキー・チェンとキム・ヒソン主演の「神話」がダントツだと思う。設定わかりやすくて、でもスリリングで面白くてラストも納得!それなりに悲恋もあるし、なにより役者の使いどころを心得ているって感じで肩の凝らない娯楽作品。やっぱ香港映画の監督さんが一番手馴れているのかな~?
「中天」の韓ドラファンのツボとは、「海神」で校尉役のいかついオッサン、パク・チョンハクssi!中天の天人の役で出てくるんだけど、なぜか白髪でオネエ言葉でしっかりメイクもしているオカマ!(服装は男性の服装やったから、ゲイ?)昨年「まわし蹴り」で金髪のテコンドーのコーチで出てきたときも吃驚したけど!舞台出身でコメディも得意らしい。よくわからん世界の中でそれなりに存在感あってさすがでした!