おはようございます 薬剤師のマツイです。
雨にぬれるアジサイが何だかキレイに見えます(^∇^)
臭いを感じる尺度というのは、人それぞれです。
いい香り~って思う人もいれば、
嫌な香り・・・って顔をしかめる事も・・・
でも自分だけが臭っているということがあるのです。
そんな時一番に思い浮かぶのが蓄膿症ですね。
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)というのは、鼻腔の周辺にある空洞に
膿が溜まる病気で、中医学では鼻淵(びえん)・膿漏(のうろう)
といいます。
頭痛がしたり・鼻づまりやねばい鼻水がでたり・時には臭いが
わからないという事もあります。
これは、偏食・暴飲暴食などによる脾の機能低下や
風邪をひきやすい・アレルギー体質など肺の機能失調などが
考えられるのですが、時として上記のような症状が全くないのに
「鼻が臭い」という事があります。
中医学では、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚という七つの感情が
あまりにも過剰になったり、長く続く事によって身体の機能失調が
起こると病気が発生するという考えがあります。
「鼻が臭い!」という症状も、実は過剰な精神的ストレスが原因で
起る事があるのです。
ストレスのクッションは「肝」
ストレスという火が肝で炎上すると肝から肺へ飛び火して、
肺と最も関係の深い鼻に症状が出てくる事があります。
このような場合は、早く肺や肝の熱を冷ましあげる事が必要です。
臭い・・・のは気分の良い物ではないし
自分が臭いと他人に臭っているのではないか?と気になったり
仕事にも集中できなくなりますよね。
病院へ行ってもなかなか治りづらいという方は、もしかしたら
生活習慣を見直す必要もあるのかもしれません。
漢方の知恵も是非ご活用くださいね。

