今日は少し長文あせる




彼女は5年生の女の子、
私にとって初めての生徒です。


で、最近、少しだけ難しいお年頃ニヤニヤ汗





そんな彼女の一番仲良しだった子が…


先月、空手を辞めてしまいました。




一緒に空手を始めて
ライバル、かつ、いつも仲良しだった友達。


かなり凹んでいる様子ダウン



ついに
「私も辞める!つまんないもん!」
と言い出しました。



でも彼女、
私にはすごく葛藤しているように思えました。


仲間がいない…
稽古相手も年下ばかり…
自分一人が一番年上の先輩だ…


なにより、
彼女は人一倍優しい子です。

だからこそ逆に…
先輩としてのプレッシャーが辛い。

それがイヤだ…



でも、空手は好きなんです。





私は、
人に「教わる」のではなく「教える」ことが
一番勉強になるのだと考えています。



そのため、
帯の色に相応しい行動をする!
先輩として後輩の見本になるように!
小さい子たちを助けてあげるように!
分からない後輩には教えてあげるように!



そうやって教えています。


また、
自分も知らないうちに誰かに助けられて
そういう助け合いで世の中が回っている。


だからこそ空手を通じて
人を助けられるように優しく…
それが出来るだけの力を持った強い人間になってほしいと考えて指導しています。




で、
そんな彼女ですが…



先日、
私との組み手でパンチが当たった瞬間、
急に声を出して泣いてしまったんです滝汗




もう、私もビックリゲッソリあせる



何で泣いた?あせる
痛かった?あせる




でも実は、
痛かったから泣いた訳じゃなく、
たまっていた不満や不安が一気に溢れて…


それがフッとした瞬間に
痛み?衝撃?ワケも分からず涙が出てきた…



そんな感じに思えました。





その後、いっぱい話をしました。

彼女「もう空手を辞めるもん!」
「でも…お前、空手好きだろ?」
彼女「・・・テニスやる!」
「・・・」
彼女「・・・」


その帰り際に、
私の妻ともイロイロ話をしたようです。


妻曰く、
「先生の気持ちは伝わってるみたいだよ」
「だからこそ複雑な気持ちなんだよ」と。


帰り際には笑顔で帰ったと…






でも翌週、彼女は来ませんでした。



「今日、来なかったね…辞めちゃうかな…」


私も妻も
けっこう本気で落ち込みました。




空手を好きでいてほしい。


ただ、
どんな好きな事でも続けていれば
辛いことや嫌なこともいっぱい訪れる。


それを乗り越えてほしい。
強くなってほしい。




それがイヤで
空手を辞めてしまう子もいます。


やっぱり…
私の一方的な思い入れが強すぎたのかな汗
彼女の気持ちを汲み取れてなかったのかな汗
もっと別の方法はなかったのかな汗



そしてなにより、
空手を嫌いにさせてしまったのだろうか汗



もう、
頭の中はグルグルチーンもやもや




と、
その夜に彼女のお母さんからメールが!?

もうドキドキチーン



あぁ…辞めちゃう連絡かな…



しかし、
そのメールには…

「今日が空手の日だと忘れていて連絡遅くなりました。次週は行かせます!」


とのご連絡が!お願い




もしかして、
お母さんと色々お話をしたのかな…


そうであれば、大変だっただろうなぁ
そして、なんとありがたいことか笑い泣き


実際には何があったのかは分かりません。

でも、本人が辞めると言っていたのに
その子供本人だけで「続ける」という答えを出すのは難しいでしょう。

テニスの体験に行くって言っていたしね汗



なんにせよ…来週は来る。

本当に良かった笑い泣き

ありがとうございますあせる




そして翌週。


来ました笑い泣き



でも、
私の顔も見ません。
押忍の挨拶すらありません。
軽~くスルー。
(でも妻とは話すんですがニヤニヤあせる)

うちの娘とケンカした時の雰囲気だ滝汗



極力普通に接しますが…

しょうがなく来た雰囲気。
稽古も気迫なし。



ですが、さすがの私でも
「やるならしっかりやれ!」とは言えませんニヤニヤ




しかし、稽古がすすむにつれ変化が。


そして稽古も終盤、
私を相手にミットや組み手をする頃には…
一生懸命打ち込みはじめました。



帰り際、
「今日は良い稽古しとったな」
彼女「ストレス解消!」
「よしよし、いっぱい解消しとけ!」


そこからは
いつも以上に何気ない話をするようにウインク


バツが悪かったんだよねあせる

あと、
なにか乗り越えたのかな。







そして翌週の今日、
七夕の短冊を書きました。




お題は
空手で叶えたい願い事




彼女「間違えたから新しいのほしい!」
「間違えたところ塗りつぶしとけ」
彼女「・・・(じーっと見つめる)」
「ほれ、新しいの…どの色がほしい?」



で、これが間違えたという短冊。



そして、これが書き直した短冊。


帰り際でバタバタしていたこともあり、
何を書いたのか見ていませんでした。




本人の前で見なくて良かった…

後からこの2枚を見た瞬間…
もう涙腺崩壊しそう笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き


この間違えた短冊は私の宝物。
彼女が大きくなった時に渡してあげたいな。





本当に全部乗り越えられたのか?
なんてのは分かりません。


コレから続けるかなんてわかりません。


来週にはまた
やっぱり空手辞めると言うかもしれません。


何があるのかなんて分かりません。



ですが、
確かに何かの一山を超えたはずなんです。



こうやって強くなっていくんだなって。

そして私たち夫婦にとっても
本当に良い勉強をさせてもらっています。



ありがとう。





さぁビックリマークまた来週からも頑張ろうビックリマーク
って思える一日でしたデレデレ



~おまけ~

ちなみに裏面



頑張れ!
キミなら出来るさグッ




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