止まるとき、動くとき・・・「すべてのことには、時がある」 | 流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産経験のある公認心理師、アートワーク・セラピストの名田文子です。
流産の経験は、理解してもらいにくいものです。
今も心の傷が痛むのに、誰にも話せない。
そんなあなたに寄り添いたいと思います。

こんにちは。

アートワーク・セラピストの なだふみこ です。

流産、死産、新生児死などで赤ちゃんを亡くされた方の

サポートをさせて頂いています。

 

 

ここ神戸では、

私は今朝、今年初めてのセミの合唱を聞きました。

 

 

セミが鳴くと、

梅雨明けしたんだなあ、夏本番だなあと感じます。

 

 

梅雨明けのニュース自体は先週聞いていたんですけど

セミが鳴かないなあと思っていたら

週末から3日続けての雨模様でした。

 

 

セミにとっては

今日こそが「梅雨明け宣言」の日だったのかなと思います。

 

 

さて、「いよいよその時が来た」ってことで

セミたちが大合唱を始めたわけですけど

 

 

人生にも「今がその時だ」っていうのがありますよね。

 

 

私も、

まさに今、ようやく、願っていたことが動き出す

「その時」が巡ってきました。

 

 

コロナの影響で滞っていた、アートセラピーの学び

ようやく進み始めたんです。

 

 

私は、アートワークセラピストとして活動しているのですが

 

実はこれで生計を立てているわけではなく

(本当はそうしたいところですが・・・)

「学校教員」という職に就いていまして、

 

その傍ら、

アートセラピー先進国カナダの

「アートセラピスト養成校」で学んでいます。

 

が、実は、

入学してすでに7年です。

 

なんでこんなに時間がかかってしまっているかというと、

300時間と定められた実習が、終わっていないからなんです。

 

300時間・・・・。

 

フルタイムで働きながらこの実習を終えるのは永遠に無理!

 

と判断し、

昨年から思い切って2年間の休職をしました。

 

 

ところが。

 

これで平日昼間に、アートセラピーの実習ができるぞ!

と思ったら

コロナの感染者がまたガンガン増えて

実習を受け入れてくれる施設が見つからず・・・・

 

何もできないまま

2年間の休暇のうち半分が終わってしまいました。

 

絶望的な気持ちになっていたのですけど

 

 

ようやく今、

停滞していた流れが、動き出しました。

 

立て続けに、実習を受け容れてくださる施設が見つかったんです。

 

6月から、

5つの施設での実習が始まりました。

 

そして

7月、8月には、さらに2つの施設へ行くことになっています。

 

 

もうずっと止まったままだったのに

動き出したら一気にドドーっ!!て感じです。

 

 

 

何ごとにも「その時」というのがあるのだなあと思います。

 

 

聖書には

「すべてのことには、時がある」という言葉があります。

 

 

まさにそのとおり。

 

停滞していた期間も、

「今は止まるとき」ということだったのでしょう。

 

 

にわかに忙しくなったことに戸惑っていますが

せっかく与えられた機会を

大事に生かして、しっかり学んでいきたいと思います。

 

 

アートを通じて心に寄り添っていく包容力を培って

より安心できる場を作っていきたいと願っています。

 

 

 

最後に、

さきほど触れた聖書の言葉を

もう少し長めに掲載しておきます。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天の下では、何事にも定まった時期があり、
すべての営みには時がある。



生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。
植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。



殺すのに時があり、いやすのに時がある。
くずすのに時があり、建てるのに時がある。



泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。
嘆くのに時があり、踊るのに時がある。



石を投げ捨てるのに時があり、石を集めるのに時がある。
抱擁するのに時があり、抱擁をやめるのに時がある。

 

 

捜すのに時があり、失うのに時がある。
保つのに時があり、投げ捨てるのに時がある。



引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。
黙っているのに時があり、話をするのに時がある。



愛するのに時があり、憎むのに時がある。
戦うのに時があり、和睦するのに時がある。

 

 

旧約聖書(新改訳):伝道者の書 3章