都議会議員 板橋区選出の 木下ふみこです。

 

●情報は、届いてなんぼ

 

若い方々に外出自粛をお願いする。

なかなか実効性が伴わないこの命題に対して、小池都知事とヒカキンさんのコラボが実現。

都の広報が変わって来ていることを肌で感じます。

 

小池都知事にコロナのこと質問しまくってみた【ヒカキンTV】【新型コロナウイルス】

 

コメント欄の書込みを見ると、若者の皆さんの反応がわかります。

 

・・わかりきったことばかりで茶番と思われるかもしれないけど、おれみたいなバカにはとてもわかりやすい!

 

・・小池さんは、若者が悪いって責めるだけじゃなくて、どうやったらいちばん伝わるか考えて、ちゃんと若者と向き合ってくれる人なんだなぁって思った。頭固い官僚の人がいるご時世でこういう人がいてくれることは若者の一員としてありがたく思わなきゃだな。

 

恥ずかしながらお名前は耳にしていましたが、初めてヒカキンさんの動画を最後まで見ました。

わかり易いし、共感を呼ぶ。

伊達に人気Youtuberやってないな。と、その構成力、表現力にも感心いたしました。

 

都庁広報改革進行中

 

実は、都庁では、知事広報を支えるセクションの部長職/課長職への民間広報経験者の採用、動画制作を職員自らできる環境づくり、各局広報にクリエイティブディレクターがアドバイスする体制、デジタル広報費の大幅拡充、グーグルアナリティクスの導入によるアクセス解析 など、都庁全体の広報体制の改革が進められて来ています。

個人的にはその成果がこのコロナ禍で発揮されていると感じています。


都知事の会見や生配信、TV出演の際に掲げるフリップも、どうやったらわかり易く、届くのか?に知事広報を支えるセクションは日々力を入れています。


私が見る限り、密集/密閉/密接を避けることをお願いするのに、「3密」と表現したのは、都知事会見が最初だったと思います。

 

私は、広告会社 博報堂出身の都議会議員として、都政広報の改革には早くから力を入れてきました。

 

昨年の予算特別委員会では、都庁広報改革の必要性と内容について提言を行う質疑をしています。(都民に届く「広報」へ。〜全庁的な広報力UPの必要性〜

 

本年3月の予算特別委員会でも、その成果とさらなる進展を促す質疑をしました。(コロナ対応中心で時間がなくてまだブログにまとめられていません。急ぎ、アップしますね)

コロナ禍の今、質疑の場や日々の提言の場での成果を様々垣間見れて嬉しく思っています。


「知事会見に手話を」とのご要望を受け早速導入して下さったり、「会見場の記者含めた感染症対策がなってないじゃないか!」とのご意見を受け、対策を促したら早速翌日の会見から改善されたり、日々動いてくれています。


(知事広報への手話導入については、仲間である都民ファーストの会ひぐちたかあき議員(中央区選出)のFB投稿が詳しいです。知事緊急会見と情報アクセシビリティ

 

都庁職員の皆さんの広報に関する意識は確実に変わっていると感じますし、国難の今、強い使命感を持って「情報を迅速に、わかりやすく、包み隠さず出す」「行動変容」につながるメッセージを仕立て、伝える」ことに腐心していると思います。

 


およそ行政がつくるサイトとは思えない設計に、エンジニア大絶賛!!

 

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト

 

東京都新型コロナウィルス感染症対策サイト。

もう、皆様にはおなじみのサイトと思います。

 

3/3に新型コロナウイルス感染症に関する最新情報を提供するポータルサイトとしてわずか6日で開発、開設以来、4/9 で利用者が500万人を突破したとのこと。

 

これは、都のデジタル推進を担う役割で、小池百合子都知事の招聘に応じた、元ヤフー会長の宮坂副知事がその専門性を活かし、陣頭指揮を取ったことで実現しました。

 

 

東京都が奇跡を起こした!! と

開発エンジニアのみなさんからも大絶賛されています。

 

主な理由は〜

・サイトのコードが全て公開されており、他自治体はこのサイトと同じものを、各自治体の感染データなどを入力するだけで作成できる。
・一般の方々からサイトの改善要求を受け付けているのみならず、外部のエンジニアが開発に参加できる。例えば、外部のエンジニアが有志で新しい機能を開発した時に、サイトの運営者が承認すれば即座に反映できる。
・この手のサイトは行政が作る場合、途方もない時間がかかり、危機対応には全く間に合わないのが通常。今回は宮坂さんを中心に、エンジニアたちが超スピードで開発している。
サイトの構造的に拡張性が高い。今後も機能追加を期待できる内容。

 

で、あの、台湾のオードリータンIT担当大臣がサイトの改善に自ら書き込みして貢献したという事実で、さらに話題となりました。

 

GitHub(開発の場)で公開された「新型コロナウイルス対策サイト」の開発ポリシー(Principle)にはこう書かれています。

 

情報は人に届けてこそ意味がある。UX(ユーザエクスペリエンス)を大切にする
海外の人にも直感的にわかるような表現をする。

オープンソース:ソースコードやサイト構築に関するノウハウは可能な限り公開し、他の自治体でも利用できるようにする

オープンデータ:わかりやすいデータ形式で、誰でも使えるような形でデータを公開する

 

都政広報改革は、コロナウイルスという大きな見えない敵との戦いの中で、さらに進化していくと期待するとともに、私も、広報畑27年の経験を活かして、引き続き都政広報に様々な提案を行っていきます。

 

 

 

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