今回の「ブログ名言集」も、東日本大震災慰霊の旅の記事からピックアップしたものを書いていきます。

 

 東日本大震災の被災地慰霊の旅では、災害の恐ろしさだけでなく、人間の生と死、人生を見つめる旅でもありました。私は2023年1月に宮城県石巻市を訪れ、旅行2日目に震災遺構の「石巻市立門脇小学校」を見学しましたが、特別教室棟に展示されていた「耳が聞こえないということ」という展示がものすごく印象に残りました。

(展示内容の詳細は以下のリンクからご覧下さい)

 

 

 

 

 この展示は聴覚障がいを持つ人の被災の実態を表したものですが、放課後等デイサービスで発達障害のある児童生徒の支援にあたる私にとって、ものすごく考えさせられる展示でした。この展示を見て考えたこと、そして私の実体験から紡ぎ出された「名言」をピックアップしていきます。
(なお、今回の「名言」は上記の記事のリンクからのピックアップになります)

 

    

人はこの世に生を受けたときから「リスク」にさらされて生きていくことになると私は考えています。

 

生まれたときは五体満足・健康そのものでも、生きている間に病気や事故などで「障害」を負う可能性もあるのです。

 

    

「障害」を負うことは誰にでも起こりうることです。

それがいつ起こるのかは分かりません。

 

それが早い時期だったのか、後になってからのことだったのか、その違いではないでしょうか。

 

 

 私の「障害」に対する考えです。その前に、私がどうしてそのような考えに至ったのかの経緯を書かせて下さい。

 

 上記のリンク先の記事でも書きましたが、私はかつて勤めていた職場で、当時一緒に働いていた女性スタッフから「あずささんって障害児みたいですよ」と言われたことがあります。私が児童生徒のちょっとした動きや、かすかな物音などに反応する様子を見てそう言ったのですが、私は只々驚くばかりで返す言葉がありませんでした。

 

 確かに、注意集中が難しく、すぐに離席してしまうなどの特性がある児童生徒がいるのは事実ですが、発達障害って好き好んでなるものでしょうか?

 児童生徒が好き好んでそのような行動を取るのでしょうか?

 

 本来であればすぐにでも直属の上司に相談しなければいけない案件だったのですが、私は誰にも言えませんでした。なぜなら、私は過去に勤めていた障害者支援施設でも、上司のちょっとした声や動きに反応してしまうことがあり、叱責を受けたことがあったためでした。そのため、当該女性スタッフの言うことを真に受けてしまったのです。

 その他にも、当該の女性スタッフからは「災害」絡みの理不尽な発言をされたこともあり、そちらに関しても真に受けてしまいたした。そして上司をはじめ、誰にも相談できなかったのは既知の通りです…。(詳細を知りたいという方はメッセージかLINEを下さい。私が「教えても良い」と判断した方にのみ教えます)

 

 

 母親の死、コロナ禍、今の仕事、そして身近な人の病気やケガなどを通して思ったことは、人間は生まれたときから色々なリスクにさらされて生きているということです。極端な話、人間は「生きていることそのものがリスク」なのです。

 

 「生きていることそのものがリスク」ということは、病気や事故などで「障害」を負う可能性は誰にでもあるということです。例えば、発達障害(自閉症やダウン症、アスペルガー症候群など)は生後すぐ〜幼少期に判明する脳機能や染色体などの異常です。「発達障害」となると特別視される傾向があるように感じますが、脳機能や染色体などの異常がたまたま、「人生の早い段階」で見つかっただけなのです。

 

 また、健康かつ五体満足で生まれたとしても、人生の途中で病気や事故などにより、障害を負うこともあります。医療や福祉が発達した現代では、かつて救命できなかった命が救えるようになったケースが増えてきました。がんや心疾患、脳卒中はまさにその代表例で、「一命を取り留める」ケースが増えたものの、手術による臓器摘出や薬による副作用等で後遺症を負うケースが増えています。また、「長生き」できるようになったことにより、認知症や転倒などで介護が必要になるケースもあり、それも「障害」を負う要因となります。

 

 こうして見ると、「障害」を負う可能性は誰にでもあるもので、決して特別なことではないことが分かります。障害を負ったのが人生の早い時期だったのか、後になってからのことだったのか、その違いでしかないのです。

 

 

 先述した通り、人間は「生きていることそのもの」がリスクです。しかし、裏を返せば、人間は「生きていること自体が奇跡」とも言えます。生と死が常に隣り合わせの世界に生きているからこそ、健康診断や人間ドックで身体の状態をチェックして欲しいし、生きている間はやりたいことを楽しんで欲しいと強く思います。

 

 

 余談ですが、自分はいつまで「健康」で生きられるのだろうか?と思うことがあります。終業が遅い仕事で、その分夕食と就寝がどうしても遅くなってしまうこと、母親を早くに亡くしていることなど、自分でも「リスク」が多いと感じているからです。お恥ずかしながら体重も20歳のときから10kg以上増えてしまいました…(´・ω・`)

 

 食事と睡眠など中々変えられない要素が多いのも現状ですが、運動などで少しでもコントロールできるように工夫はしています。それこそエスカレーターを使わずに階段を使う、などです。ダンスも続けていますが、中々時間が取れないことも多いですからね(^_^;) あとはYouTubeを見てビリーズブートキャンプをやったりとか…。

 

 健康診断が怖いこの頃ですが、何かあってもまだ取り戻しが効くことを願うのみです。途中から雰囲気が変わり失礼しましたm(_ _)m