以前、私のブログ記事で「繋がらない権利」に関して書きましたが、コロナ禍でオンラインでのやり取りが多くなり、休日にも関わらず仕事の連絡が来る…という人は多いのではないでしょうか。NHKニュースWEBでは、「そのメール、連休中じゃなきゃダメですか?」というタイトルの特集記事が掲載されていました。

 

 

 私は以前、職場のスタッフさんとLINEで繋がっていたことがあったのですが、「業務連絡」とまではいかなくても、勤務時間外に「仕事の話」になるのが嫌でした。そのため、スタッフさんに誘われて入った職場のグループLINEは抜け、今後の仕事関係の連絡はGmailにするようお願いしました。

 

 メールは「手紙」の電子版と言われており、「あいさつ」から書き始める必要がありますが、チャット形式のLINEは「会話」の延長で気軽にやり取りができるという特徴があります。気軽にやり取りができるために、勤務時間外の(緊急性のない)連絡などの問題が生じてしまいます。

 

 私は放課後等デイサービスに勤めていて、障害児の支援をしています。生徒の面白エピソードならまだ良いのですが、自傷・他害行為等で不穏になった児童生徒の話になると、せっかくの休日に水を差されたような気持ちになります。また、それ以外にも、個人のスマートフォン等で仕事の情報をやり取りするというのは「情報漏洩」などのリスクも高まります。

 

 

 最近強く思うのが、「休むことも仕事のうち」ということです。特に「脳を休める」ことが一番大切ではないかと思います。

 インターネットは便利な道具ですが、「いつでも繋がれる」というのは時にデメリットとなることがあります。勤務時間外の連絡は「必要性」「緊急性」を考慮した上で行うことが必要だと考えます。そういった意味でもやはり「繋がらない権利」って大事ですよね…。