飲み会セクハラオヤジ。
昔は、新年会、歓送迎会、花見、ビアガーデン、忘年会、そして社員旅行まで。
一年中♪酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ~♪状態。
今は、飲み会の強要は、ハラスメントになるらしいけど。
勿論、女性社員は花だから、絶対、参加を強要される。
そして会が進むと、お酌が定番。
そこで数人のセクハラ親父登場。
お酌すると、返杯と称して飲まされる。
そのコップや盃に口紅が付くと、又、それを受け取って「間接キス」と言いながら、口紅の跡を舐めながら飲む。
一通り回って席に戻ると、隣にやってくる。
私の割り箸を使って、舐めながら、私の食べ残した海老の尻尾を食べる。
気持ち悪くて、私の食事は終了。
大体、このオヤジ達は、部下には横柄だけど、上司にはペコペコタイプ。
そこで救世主の課長登場。
すると、さぁーと潮が引くように離れて行く。
50歳超えの課長は、いつもニコニコして、部下に仕事を頼む時も敬語を使う。
そして「よろしくお願いします」と言いながら、両肩をポンポンと叩く。
そして、飲み会とかになると、私を「お嬢ちゃん」と呼び「いつ見ても別嬪さんだね」と言う。
私の結婚式の来賓挨拶では
「こんな可愛い人をお嫁さんにする旦那さんは果報者。泣かせたら承知しない」と言う。
結婚してからは「奥様」と呼び「旦那さんと毎晩仲良くしてるか?」と言う。
「ハイ」と言うと「それが一番大事。旦那さんに愛される奥さんは、いつまでも別嬪さんでいられる」と言う。
たまに「今、喧嘩中」と言うと「それは駄目。喧嘩は男が100%悪い。ただ男は悪いと思っても謝れない。だから帰って来たら、ニコッと笑って抱きついてチューして、大好きと言っておけば、旦那さんはほっとして、可愛がってくれる」と言う。
そして「この歳になると、お母ちゃんに謝ってばかり。完全に尻に敷かれる方が夫婦円満よ。
若い内は亭主関白でも、歳をとれば絶対かかあ天下になるから、今はならぬ堪忍するが堪忍」と笑う。
この課長の言動も、今ならセクハラになるんでしょう。
でも、ハラスメントと言うのは、聞いた本人が不愉快になる言動だと思う。
だから私にとってはセクハラだと思わないし、今も懐かしい思い出。