撮影:2013/4/13
ヤマザクラと女体山 つつじヶ丘駐車場手前
キクザキイチゲ
筑波山頂カタクリの花まつり:2013年4月1日~20日
自然研究路のカタクリは綺麗です、また、筑波高原キャンプ場からの登山道は素晴らしい、筑波山頂のカタクリの里は花数は少ないが見頃を迎えています。
発芽してから、花を咲かせるまで、7,8年近くかかり、第13回目ではまだまだの様です。
三毳山のカタクリ’ここ ’など各地でカタクリは増え続けている、筑波高原キャンプ場のカタクリも年々増え続けて楽しみです。
コース
六所駐車場4:50―(0:07)→六所皇大神宮(トイレを借りる)4:57―(0:13)→六所の滝5:10―(0:10)→林道出合5:20―(0:20)→ふれあいの里5:40―(0:20)→白滝6:00―(0:20)→キャンプ場跡6:20―(0:05)→R42出合6:25―(0:25)→つつじヶ丘手前の駐車場6:50―(0:05)→つつじヶ丘駐車場6:55―(0:25)→三本松最後の一本7:20―(0:15)→弁慶茶屋跡7:35―(0:15)→出船入船7:50―(0:02)→ニリンソウ群生地下り口7:52―(0:03)→7:55ニリンソウ群生地8:13―(0:02)→ニリンソウ群生地下り口8:15―(0:05)→北斗岩8:20―(0:10)→屏風岩[8:30―(0:10)→8:40女体山8:45―0:10()→カタクリの里8:55―(0:04)→御幸ヶ原8:59―(0:11)→大石重ね9:10―(0:15)→展望台9:25―(0:20)→9:45男体山9:52―(0:08)→御幸ヶ原10:00―(0:43)→ケーブル中間点10:43―(0:17)→11:05筑波山神社11:45―(0:08)→筑波山温泉つくばの湯11:53―(0:42)→12:35六所駐車場
六所駐車場から見上げる筑波山、5時前は薄暗い、民家の途中に六所皇大神宮の駐車場の先を右折し境内に入る。足元にはシャガが咲く、夕方しぼみ朝方開く、既に開き目覚めは早いようです。境内に綺麗に保たれ、清潔なトイレをお借りする。
境内の右奥に六所の滝への道がある。
ウラシマソウだろうか数多く生えた暗い道です、まもなく六所の滝、滝の上に堰堤があり、この上がテイカカズラが観察’ここ ’できます、弁慶茶屋跡近くでも大木に絡む姿をみます。
堰堤の左に斜面をよじ登る登山道があって、良く踏まれている。
チゴユリ、ユキザサが並んで生え、ユキザサには花芽が、チゴユリは開花。
チゴユリ 稚児百合 ユリ科
小さくかわいい稚児のような花、下を向くので誠にデジカメ泣かせ、植物観察は泥だらけが覚悟。
ユキザサ 雪笹 ユリ科
雪とは白色、笹に似た葉。
斜面を登り切ると、クサイチゴが群生、筑波山の双耳、女体山と男体山が大きく見える。
クサイチゴ 草苺 バラ科 葉が奇数羽状複葉で小葉が1~2対。軟毛が茎・葉・枝に密生。
左は六所へ下る道、右折し高原上の畑を横切って林道に出る、横切って登山道にはいる、この入口にアオダモの小さな木はある、アオダモは筑波山温泉つくば湯からふれあいの里の下る林道沿いに大きなきがある。
アオダモ 青ダモ モクセイ科
野球のバットの材料で有名なアオダモの花。この木や皮を藍色の染料などに使ったことが名前の由来らしい。木材は強靭なため、テニスやバトミントンのラケット素材にも使われている。葉が奇数羽状複葉で小葉は1~3対、本年枝の先や葉腋から円錐花序をだし、小さな白い花を多数つける。雌雄異株。枝を切って水につけておくと水が青くなるから。
この登山道は近道、小さな沢を渡ると、遠回りの林道に再会、草原一面にカキドオシが群生する、林道を真っ直ぐ進むと、再び近道、夏から秋の藪が深いときは通れないが今は通行可能、カキドオシやクサボケ、ヤブコウジが生えている。このヤブコウジは大きな群生で赤く熟す頃思い切ってこの道に入って見たいものです。
カキドオシ 垣通し シソ科 花のあと茎がツル状になり、垣根を通り抜けてのびるから。葉は対生、鋭い鋸歯、葉腋に淡紫色の唇形花を1~3個ずつつける。
ホトケノザ、タツナミソウも唇形花ですがつき方が違う、キランソウ、ジュウニヒトエ、キバナアキギリ、アキノタムラソウ、シロネ、ヒメジソ、ウツボグサ、ヒメオドリコソウなども!
二つ目の近道を抜けると、ふれあいの里の中心部のでる、足元にキンランソウが花を咲か魅せる。
キンランソウ 金瘡小草 シソ科
セイヨウキランソウ 西洋金瘡小草 シソ科
キランソウは茎が伸びず、地面に這うように花を咲かせるが、こちらは20~30cmにも背が伸びる。別名セイヨウジュウニヒトエ。 この写真は庭先に家内が植えたもの。
ふれあいの里には、タチツボスミレ等、ヘビイチゴ、コオニタビラコ(オニタビラコ、ヤブタビラコ?)がちらほら咲き面白い、ヤマザクラ、コナラと花を見ながら沢コースで白滝へ向かう。
タビラコはコオニタビラコの別名、コオニタビラコは春の七草のホトケノザで若葉は食べられる。ヤブタビラコはやや軟毛が多い、根生葉は立ち上がる。
オニタビラコは独立して生え、全体に柔らか、茎や葉を切ると白い乳液、根生葉はロゼット状。
しばらく沢沿い(又次沢渓谷)、ニリンソウが咲きだす、ヤマブキも咲き、ヤマユリは30㌢ほどに伸び、白滝に続く林道に出る、右折し林道を下ると白滝の表に着くが、ここは左折して上に向う、しばらく進むと白滝への道標、藪道に飛び込む、途中、ガマ岩の前を通り、白滝に下る。
マルバコンロンソウ 丸葉崑崙草 アブラナ科
奇数羽状複葉、小葉は3から個、円心形。茎上に総状花序、果実は長角果で有毛。
マルバコンロンソウが沢のほとりに咲き可愛い白色。白滝を右に見て長い急な石段、登り切ると白滝神社が祭られ、早いのか人の気配はない、左横を登って尾根道、旧キャンプ場跡地、ウマノアシガタが数株咲いている、花期は少し先。
ウマノアシガタ 馬の脚形 キンポウゲ科
別名:キンポウゲ、根生葉が馬のひずめに似ている、筑波山登山コースでウマノアシガタが見れるのは私はここと山麓コースの一部しか知らない。
ネコノメソウ 猫の目草 ユキノシタ科
マルバコンロンソウとネコノメソウの湿地帯で靴を泥んこにして、サクラとツツジが植えられた斜面の細い踏み跡を登る、右の林はドサッと揺れる、イノシシ?山菜の芽を摘む小母さんでホットスル、この辺り多いとここと、つつじヶ丘に通じる車道に登り切ると、小母さんの旦那さんの車が停まっている。
この自動車道を横切ると、つつじヶ丘駐車場に続く急坂の登山道があり、それでも時々人が歩いている。この道で富士山が見えるのだが今日はダメです。
この急坂は雑木林に囲まれるが、多くの植物が四季毎にその姿を変え面白い、つらくキツイ道です。
ミヤマシキミ 深山樒 ミカン科
有毒で、このためか、シキミと同じく、悪い実の意味のアがとれて「シキミ」という名が付いたという説がある。常緑低木、冬に赤い実を派手につけ綺麗!
モミジイチゴ 紅葉苺 バラ科
下を向いて咲き、六所の滝のクサイチゴとは違います、茎崎自然の森や自宅の散歩道に多く生え、黄色い実で美味しい! クサイチゴの実は赤色、美味しいのはモミジイチゴだ!
ヤマツツジ 山躑躅 ツツジ科
五月の連休前には咲き誇り、ここはつつじヶ丘より低いが、ヤマツツジの多さはここ!
ヤマツツジが消え、大木のモミ、アイキの群生する登りのキツイ坂を登り切って車道に飛び出る、ここは数台が置ける駐車場兼展望台、つつじヶ丘駐車場までは数分、ヤマザクラが見頃で富士山が良く見えるところ、今日は春霞でダメでもヤマザクラと筑波山の景色は美しい。
つつじヶ丘駐車場からは多くの登山者と出合う、ここから女体山まで花が多く楽しみ、また筑波山の登山道で一番展望も良く、奇妙な岩が続き、お子さんを始め、お勧めです。
タチツボスミレ 立壺菫 スミレ科
つつじヶ丘駐車場、まだガラガラ、それでも停めた人々は皆さん女体山を目指す、富士山のビューポイント、山野草の小路はツツジがカタクリの見頃過ぎには綺麗です。
クサボケ 草木瓜 バラ科
筑波山でスミレが沢山咲く時期、展望も良い、つつじヶ丘高原、ツツジの蕾が膨らみだす。
このコース、おたつ石 三本の松が道案内
今日は富士山が見えないが、霞ヶ浦の奥に太平洋が光る!
ヒサカキ 柃 ツバキ科 常緑小高木
変な臭いの元はと急坂で感じる、ヒサカキの匂いです。
キブシ 油瀝青 クスノキ科とアブラチャン油瀝青 クスノキ科
アブラチャンもキブシも春の茶花に使われる、ここから女体山までアブラッチャンは見頃で楽しめます。
可愛いスミレ
三本目の松を過ぎると、アオキの群生、ピークから弁慶茶屋跡手前の鞍部、ここは道が二分、舌のコースをとると、ニリンソウが楽しめる、見頃はちょっと先です。
ニリンソウ 二輪草 キンポウゲ科
同時に二輪が開かず、遅いのは予備の様ですネ
急な坂を登り切ると弁慶茶屋跡、白雲橋コースが合流、休憩にはベスト、ここから奇妙な巨岩が続く、内原の小学3年生を5月の連休明けに引率する先生が下見に、危険な個所を細かくチェックされている、連休前後の団体登山は大賑わいとなり、良い季節です。
ミヤマカタバミ 小深山傍食 カタバミ科
弁慶茶屋跡から弁慶七戻り、台風で倒されたスギ、高天原、母の胎内巡り、陰陽石、見晴の良い国割石、出船入船と続く。
シキミ 樒 シキミ科
奇妙な岩が続く、数ヶ所綺麗に咲いている、ミヤマシキミも今が見頃
アブラチャン油瀝青 クスノキ科
母の胎内巡りから国割石の間に立派なアブラチャンの木々がある。
出船入船を過ぎるとブナの尾根道、新緑は綺麗、ニリンソウを見に細い道を下る、数分下ると群生に着く。
カタクリ 片栗 ユリ科
最近あちこちでカタクリ祭り、筑波山山頂では今年で13回目、葉は普通2個、長い柄、柔らかくやや厚い。茎頂に1個の花を下向きに咲く、日光が当たると強く反り返る。花が咲くまで7~8年、運よく3個並んだものである。
ニリンソウ 二輪草 キンポウゲ科
湿っぽい所に群生、茎頂に花柄を2~3個立てる、多くは2個。筑波山のニリンソウの見頃はカタクリより遅い、自然研究路を一周すると数ヶ所に群落がある。
ハルトラノオ 春虎の尾 タデ科
筑波山では登山道の沿いに生え、100円ショプでルーペを買い、筑波山に行くと面白い、特にハルトラノオの花穂の小さな一粒を楽しめる、可愛い!
ハルトラノオを観察して、登山道に戻る、北斗岩、登山道に咲く花を一個一個見る通りで歩くと、米粒ほどの花を見付ける。
ヒナワチガイソウ 雛輪違草 ナデシコ科
筑波観光鉄道株式会社発行の「四季の筑波山の花」に春を彩る筑波山の花1に紹介されている。ワチガイソウも紹介。
この米粒、ヒナワチガイソウだ、山と渓谷社「山に咲く花」には「筑波山、水戸市、東京都のごく一部に見つかると説明、多年草、高さ10~15㌢、茎は細く軟弱。葉は対生、上部葉腋から細い柄をだし、先に直径1㌢の5弁花を開く。下部には閉鎖花をつける。」とある、私の偶然見付け、これが最初で最後かも知れない、、。
大仏岩
休憩ベンチにある屏風岩、トリカブトの群落、ロープウェイが頭上を通過、女体山がすぐそこに見える。続いて大仏岩、大きな地震があっても一寸の狂いもない大仏の頭、通過する度に撮影している。
女体山から男体山
大仏岩から最後の岩場登り、最後はクサリ、女体山御本殿、標高:877㍍の筑波山最高点の女体山山頂、360度のパノラマ!
筑波山で人気のトウゴクミツバツツジ、花を多数咲かせる、何年前からか補助棒が支えている。
ノリウツギ 糊空木 ユキノシタ科
夏を彩る筑波山の花の代表、芽生えたばかり。
筑波山頂カタクリの花まつり:2013年4月1日~20日、見頃です、まだまだ胸を張って自慢はできないが、年々増えている、まだ早朝、ケーブル、ロープウェイが動き出す時刻には独特の反り返りが楽しめり。
カタクリの里
御幸ヶ原に下る、時計回りと反対に自然研究路を一周、筑波山は初めてと言う男性と男体山まで同行、大石重ね、展望台、立身石(私は同行せず)、研究路の植物等喜んで頂いた。
自然研究路のスミレ
ツクバネ 衝羽根 ビャクダン科
新芽もなぜか面白く、羽根を連想する、、。
男体山にはホソザキユキノシタが群生する、つくば市のはなである、真冬寒さ、氷の仕立ても葉を広げ春を待っている。
キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科
キクザキイチゲを見ずして筑波山に登ったとは言えないほど可愛く、美しい!白色のキクザキイチゲは各地で多いが、筑波山はブルーで見事です。
御幸ヶ原コースの花 アズマイチゲ 標高:700㍍以上
湧水、男女川休憩場、ベンチ、この辺りから登山者が増えてくる。
ベンチのある休憩広場、ケーブルカーに中間点、登山者も中間点、大勢の人々がご休憩!
ツクバキンモンソウ 筑波金紋草 シソ科
筑波山で見つかった花、今日見れて嬉しい!
どんどん下って、宮脇駅横、筑波山神社はすぐであり、観光客も多くなる。
六所駐車場まで、お花を見つつハルウララ気分でくだる。
ミツバツチグリ 三葉土栗
筑波山神社からR42に下って、つつじヶ丘方面へ歩き、ホテル一望からふれあいの里に下る。
ハリギリ 針桐 ウコギ科 味噌和えが美味い!
クサイチゴ 草苺 バラ科 大きな群落
ふれあいの里から六所駐車場、クサイチゴなど春の先が多く、楽しくくだる。筑波山登山道で一番静かで、一番花の数が多い路です。
スズメノテッポウ 雀の鉄砲 イネ科
スイバ 酸葉 タデ科 雄花
スイバ 酸葉 タデ科 雌花
ハハコグサ 母子草 キク科
筑波山を一日歩くと、お花が沢山見つけます、、、。
HP:わたしの天気予報