会津駒ヶ岳 2022.10.13② | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^

 

(つづき)

 

 

 

 

「駒の小屋」にザックをデポして扉を開けた瞬間

目の前に広がる景色に

言葉を失うほど感動した

 

 

 

 

 

 

 

この辺り一帯が

木道の他にどれくらい人工的に手が入ったのか

あるいは木道以外ははるか昔からずっと

このまま同じなのか

 

 

は、わからないけれど

 

 

もしかしたらここはずっとこのまま

昔から同じなのではないかと感じる空気感がある

言葉にできない「いい空気感」みたいなものが

そこら中に漂っているような気がした

 

 

たぶん文字通り、一帯がとても

「気」のいい所なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

小屋の方の気遣いある看板

 

 

 

字の形に温かみがある

字を書いてるだけなのに

一枚の絵を見ているかのように癒される

 

 

 

会津駒ヶ岳の山頂はお天気が悪かったせいもあるけれど

それほど展望は望めませんでした

 

 

 

「会津駒ヶ岳に登った」と言う場合の山頂は

もちろんここのことなのだけど

一度でもここら辺を歩いた者には

この山頂はもはやそれほど(いやむしろ全然)

重要ではない・・・と思う人の方が多いのではないかと(笑)

 

 

 

それほどに、

山頂以外が素晴らしい (え)

 

 

 

 

 

山頂を過ぎて

「時間もあるし、中門岳まで行ってみようか」と

進んだ瞬間にまた

目の前に広がる光景に息をのむ

 

 

 

 

天国。

 

 

 

言葉で表現できないこ高揚感

言葉に変えられないこの歯痒さ

感動は言葉を失うことだから

 

仕方ないか

 

 

 

 

 

 

不思議なことに

ここを歩いていると

涙が出るような包容力を感じる

 

 

 

 

 

心が弱っている時にここを訪れたら

本当に泣きながら歩いてしまうかもしれない

 

 

 

 

何も言葉をつけられなくて

ごめんなさい

 

 

 

 

 

 

何も特別なものがあるわけではないのに

全部がかなりの特別感

 

だけどその特別感を

主張してこないという特別感。

だから、いい。

 

 

 

 

 

 

 

 

平日というのもあり

お天気がイマイチというのもあり

シーズンの終わりというのもあるのか、

ほぼ、人とはすれ違わずに

この辺りを静かに歩くことができたのは良かった

 

 

 

 

 

中門岳

 

 

 

この先も少し進んで素晴らしい湿原を歩き

また引き返して元の道を戻ります

 

 

 

 

 

 

 

他に人のいない中

この湿原の空気を存分に感じながら

深く息を吸って歩けることが出来たのは

本当に良かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燧ヶ岳が見えた

 

 

この山行を終えたその後に訪れた山から、

この燧ヶ岳と会津駒ヶ岳を見つけることが出来た

好きな人や山は、

どこにいても自然に目で追ってしまうものだ w

 

 

燧ヶ岳の山容はまだしも、

会津駒ヶ岳は本当に地味なシルエットなのだ。

それを見つけられる自分を嬉しく感じた

 

 

 

 

 

 

 

この標識、ビビるけど

ちょっと笑っちゃう↓😅

 

怖すぎる木道 笑  必ず滑ります 笑笑

 

 

もちろん 笹のところを歩きましたよ w

 

 

 

 

 

 

風の中にいるみたいだった

風は吹いてなかったけど。

 

 

湖に漂っているみたいだった

湖なんてなかったけど。

 

 

 

 

どこか違う空間を彷徨ってきて

目の先になんとも癒される暖かな木の小屋が現れると

あ、帰ってきたんだ

と現実に戻る

 

 

 

小さく、ただいまと言いたくなる

 

 

 

 

風の中から

駒の小屋に帰ってきた

 

 

ただいま。

 

 

 

 

おかえり。笑

 

 

 

小屋の売店は駒の小屋グッズがたくさんあって

テンション上がりました w

だけど欲しい柄の手拭いは売り切れてしまっていて・・・残念。

旅行支援のチケットを利用できるとのことだったので

Tシャツを購入しました

 

 

 

はじめ、ザックをデポして出発する前に

まめさんがTシャツを購入しようと選んでいたら

小屋番さんが「後で特別のがあるから後で見て」と言いました

 

 

よくわからずに

まあいいか、そうしよう、

と小屋を出たのでした。

 

 

そして戻ってきた時、再びTシャツを、

とお願いしたら

「宿泊者だけが買うことが出来るのがあるんです」と

見せられたこのTシャツ。

 

 

 
 

ズキーュン❤️ときてしまい、

買う予定のなかった私まで速攻、

買っちゃいましたよ笑

(カモシカシリーズは避けられないよ〜!)

 

 

 

 

 

部屋に荷物を置いてベッドメイキングをして

(→今回の為にモンベルでインナーシーツを購入し持参しました)

さてさて いつものお楽しみタイム

 

 

山小屋と言っても自炊オンリーな小屋なので

食事は各自自炊室で行います

 

 

この日は満室で自炊室の利用を

2回の時間に分けて利用しました

 

 

 

私達は1回目の6時半まで使用可能。

たっぷりと時間があります(ヤホーイ♪)

 

 

 

ではでは。

まめさんが夜ご飯までまだまだだから

昼食としてカップ麺食べたいというので

売店で購入して私もついでに一緒に食べました

 

 

自炊室には熊が。

 

 

 

 

そして壁にかかっていたこの

深田久弥さんの言葉に深く共感↓

 

 

 

 

 

 

〜♪

 

 

 

 

 

 

1人、また1人と自炊室に人がやってきて

それぞれに飲んだり食べたりしながら

互いにポツポツと喋るようになり

情報を交換したりそれぞれの話に笑いあったりと

素敵な時間を過ごす

 

 

小屋番さんから皆にゼリーのお裾分け頂きました(真ん中のやつ)

 

 

 

駒の小屋はランプの宿なんです

 

ランプの灯りってなんでこんなにいいんだろう

焚き火もそうかもしれないけど

やっぱり火の灯りは心が落ち着く

そして人の温もりを感じる

 

 

 

というより

感じられる心になる

 

 

 

 

たっぷり時間があったので持ってきたお酒も底をつき

売店で更にお酒を追加で購入し、最後まで楽しく過ごせました

 

 

 

 

 

 

お部屋は大きく2部屋あったような。

 

コロナ禍なのでほどよい距離感を保って布団を用意してくれています

 

 

 

 

翌朝起きたら 

 

 

外は雨でした

 

 

 

 

昨日、歩いておいてよかった

歩かせてもらえたような気が勝手にして、

ありがとうございます とお礼を言いながら

駒の小屋にもご挨拶。

 

 

管理人の方も温かい方で

「気をつけて下って下さいね」と。

 

 

 

何度も振り返りながら湿原の道を歩き

途中から樹林帯になるのですが

その道もこの時は見事な紅葉に彩られ

飽きることがありませんでした

 

 

 

やがて滝沢口登山口に出て

そこからロードを少し歩いてバスに乗り、

会津鉄道の「会津高原尾瀬口」へ。

 

 

 

待ち時間で駅の食堂でうどんを頂きました

 

 

 

 

 

列車でのお楽しみタイム

 

 

 

 

山の帰りのこの時間が最高

 

 

 

 

 

また絶対に行きたい山。小屋。

 

 

 

 

またひとつ、そんな場所が出来て

うれしいなあと

ありがたい気持ち。

 

 

 

 

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