こんばんは(~‾▿‾)~
台風10号、気になりますね・・・
②のつづきです♪
前日は1時間歩いただけで
のんびりテント泊。
早々に眠りにつき
翌朝は3時起床で
5時位に歩き始めました
心配していた雨は降らず
空はこんな感じに↓
キレイ・・・
私がノロノロ準備だったので
予定より少し遅れての出発です
いよいよ至仏山へ♪
登山口に向かって歩き出そうと
したら
目の前に
広がるこの景色に
足が止まりました
山頂に陽がさす至仏山と
湿原をたゆたう靄
次の瞬間には
形を変えるこの光景の中で
今
ここに立てている奇跡を想う
私がみている
目の前の景色
このまま
木道を進んで行けば
もう
こちらへは二度と
戻ってこられないのではと
ふと 思う
そうであっても
きっと向こうは
こことはまた違う
ステキな世界が
待っているに違いない
それはそれでいいな
などと
むにゃむにゃ妄想して
ウキウキと進む
進むのが
もったいない
尾瀬は
そんな場所が
いくつもある
そして
何気なく
振り返ったその光景にまた
息を飲んだ
燧ケ岳が
目覚めてる
美しい
あちらに進んで
そのまま
す〜っと吸い込まれて
戻ってこれなくても
それはそれで
やっぱりいいな
どっちに進んでも
きっと
素晴らしい
ああ
違う
そのどちらも
感じられる今
ここが。
素晴らしいのだ
きっと一番
すばらしいんだなー
いつだって
今が。
ここが。
だから
今を感じることに
集中したら
一番いい景色に出会える
生きてくことも一緒
大きな空が海に見え
イワシの群れが
渦を巻いて
その澄んだ海を
楽しそうに旋回してる
前を見て
澄んだ気持ちになり
後ろを振り返って
ちょっと切なくなって
ふと
横を見ると
・・・
だからいいのだなぁ
前を見ても
後ろを振り返っても
横を見ても
ずーっと
何かに守られてるような
そんな気になる尾瀬なのです
アナ雪のテーマソングが
ふと舞い降りる
♪ありのままの〜
自分になるの
何も怖くない風よ吹け
少しも寒くないわ♪
至仏山は
私の苦手な蛇紋岩で
できている
雨の谷川岳の蛇紋岩で滑り
打撲して以来
突然山の
色々が怖くなった
楽しくてしょうがなかった
岩場も高度感も
徒渉も揺れ動く吊り橋も
楽しいとは真逆に。
それまで楽しいと感じていた
山の色々が
恐怖に変わった
蛇紋岩と
今日はどんな風に
向き合えるのか
守られてるから
きっと大丈夫ではないかと
尾瀬にいると
根拠なく
思えるこの不思議・・・
至仏山へ入ります
振り返ると
まめさんと森が
影絵になっていた
陽が
瞬く間に高く昇り始め
早くも
ジワリと汗をかく
樹々の間から
オレンジの光
すぐ傍の木肌や
朝露に濡れた葉の葉脈と
同じように
私にも注がれる
その陽の温かさ
すでに記憶にはないものの
きっと
幼少の頃にもたれ掛かったであろう
父の大きな背中
飼い犬が
目覚めた時に
全身をプルプルと震わせてから
伸びをするように
今この森の中の
植物たちが一斉に
プルプルと身をふるわせ
朝の光を受けて
目覚めてる
振り返って燧ケ岳
至仏山へは道中、
何度も何度も
振り返りながら
登りました
陽が高い位置まで登り
尾瀬全体に
光のシャワーを降りそそいでいた
今日という朝が
きた
湿原にかかる
光のベールは
大地に浮かぶ小さな植生の
一つ一つの命にかかる
空の息吹
柔らかく
包まれて
きもちよく
目覚めているんだろうな
それほど
高度を上げているわけではないのに
ベールに包まれている
湿原を眺めることで
今
随分空に近い場所にいる気がする
下にいると
わからないけれど
私たちはいつも
こんな風に
下からでは見えない
上からの何かに
見守られているのかもしれない
今回は
台風とは無縁の（笑）
青空だ
そして
蛇紋岩地帯へ。
少し警戒して
気持ち、いつもより
丁寧に歩く
丁寧に歩くって
とても大事なことなんだ
と
今更感満載なことを
感じました
何度
振り返っただろう
この美しい景色を
何度も見たくて
天国へ登る階段のよう
空へ
空へと
登ってゆく
はるかな尾瀬
遠い空
タカネナデシコ
空へつづく階段
振り返ると
・・・（→※登ってきてるのはクマではありません。まめさんですよ
）
↑※登って行ってるのは赤トンボではありません。ワタシですよ・・・
天国まで
来ちゃったみたい・・・
最高
ウスユキソウ
おはよう
そして
至仏山山頂。
そこは
空に向かってのびる
ステキな道の先の
山頂でした
つづく
