黒戸尾根ピストン 2018.6 ① | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^

 

 

こんばんわ(´∀`)

 

 

梅雨入り宣言されて

天気の優れない日が続く中

お休みのこの日(6/8)はなんとか

お天気が持ちそうだったので

山へ。

 

 

どこへ行こうか思案した結果

夏の縦走に向けての

トレーニングの意味もあって

甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を

ピストンで行くことに。

 

黒戸尾根のピストンは

過去に一度しており(コレ)、

終えた時は

『もう2度といいわ』と思ったのに・・・

 

 

それから数日後

『またいつか行くかもな・・・』と

感じたことも確か(^▽^;)。

 

 

でも今回は本当に

(日帰りは)『もうええわ・・・』

と思いましたよ

(しかしその後の気持ちの変化の保証なし( ̄▽ ̄))

 

 

前回は秋でしたが

今回は初夏。

山の光景もまた

違ったものとなっていました

 

 

 

尾白川駐車場に4時過ぎに到着

出発は4時40分くらい。

 

前回ここに早めに来て

車で仮眠してから出発しようとしたら

寒くて眠れなかったので今回は

 

たんば(飼い犬)を前日にホテルへ預け、

1時半起床の2時出発(コレも十分眠いっちゅーの)

 

それでも季節的に空があけて

明るくなっていたので

ヘッデンいらずで助かります

 

 

竹宇神社にお参り。

山へお邪魔します報告と

この山に入れることへのお礼と

無地下山をお願い。

 

 

 

 

神社裏のつり橋を渡ります

 

 

山へ入る時によく吊り橋があるけれど

そのつり橋が

こっちとあっちの結界みたいに感じる

 

ここから先は山の領域

お邪魔します

 

 

いざ黒戸尾根

 

日本三大急登

と言われる黒戸尾根の始まりは

警戒していると最初は

「こんな感じならいけるかな?」

と思わせます( ̄▽ ̄)

 

 

 

コアジサイの花が満開です

 

 

緑がもりもりキラキラ

 

 

美しい道に・・・萌え(///∇//)

 

 

いい道・・・萌え萌え(///∇//)

 

 

と言いつつも

それなりにジワジワときつい。

 

なんかきつい・・・

いや気のせいか?

睡眠不足のせいか?

(あくび連発)

いややっぱりキツイんでないか?

と思いながら

ジワジワと登り上げる感じが

続きます

 

そんな頃、ようやく笹の平分岐点。

「甲斐駒ヶ岳まで7時間」は見て見ぬふり。

 

 

 

名の通り、笹の平を進みますが

『平』ではなく

『これ、登りちゃいます( ̄∇ ̄+)?』的な・・・。

 

 

信仰の山を感じさせる石仏がここそこに。

その都度「お邪魔します」とご挨拶。

 

 

平らでない笹の平を過ぎると

堂々と平らじゃなくなり(笑)

それなりの急登がスタート

 

 

大好きな花。サラサドウダン(´∀`)

 

 

「刃渡り」 

というポイント

ご覧の通り鎖もついており

足元も安定してます^^

 

 

こちらからは

晴れていれば南アルプスをはじめ、

絶景が臨めますがこの時は雲が多め。

それでも八ヶ岳方面はこんな感じで見えました(^∇^)↓

 

 

これを過ぎてもまあ

とにかく

登り上げますかおあせる

 

 

今回はラッキーなことに

「イワカガミ」がこれでもかと咲いており

そりゃーもう感動でした(≧∇≦)きらきら

 

 

登山道がもう、

歩く道以外の両脇と

見上げる上の岩の部分などには

全てにイワカガミが咲き乱れていました照れ

 

足元なんてまるで

イワカガミの絨毯!

 

 

やがて

黒戸尾根といえばの

 

はしごフィーバーないす

が始まりました

 

と言っても前半戦。

 

少し上がって

 

刀利天狗

 

 

ここからさらに進み

(どこまでも進み・・・な気分)

あんなに積み重ねてジワジワと登り上げて来たのに

一旦、下ります・・・えーん

そこが『五合目小屋跡』

 

 

この『五合目小屋跡』から見上げる

正面の甲斐駒ヶ岳のデカさには

わかってはいても・・・

かなり驚きます滝汗

 

 

ずっと

全体的に空がガスガスだったのですが

ここへ到着して見上げたら

なんとタイミングよく

サーっと雲がはけましたので

パシャり

 

 

 

そして

こんな方がいらして↓

 

 

随分酔っ払ってるみたいなご様子・・・( ´艸`)(あんた顔赤いでえ)

 

 

ここからもさらに下り、

下った先から一気に山頂へアップ

 

 

と思ったら後にもう一度、

下らされましたけどね・・・笑い泣き

 

 

まずは奥さん、ここはね、一旦

ガンガンに登り上げますわよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

 

↑下った先にある祠

 

この上にあるイワカガミが

なんともステキでしたラブ

 

 

 

この祠の横から

長〜いはしごを登って

本格登りのスタートなのですが

 

登っている途中で

大きなお尻がピタリ

 

 

と止まりました( ̄ー ̄;

 

 

ピタ・・・

 

な なんやねん・・・顔に縦線

 

とまめは下で思っていたそうですが

こんなのが↓

 

 

 

クモイコザクラかな?

はしご階段の間にたくさん咲いてましてん( ´艸`)

写真を撮ってましたんや( ̄▽ ̄)

 

 

日本では

山は信仰の対象となることが多いですが

数少ない登山歴の自分の中では

この甲斐駒ヶ岳が一番

その気配を感じます

人がたくさん入っている山の中で

という意味ですが。

 

 

 

イワカガミはこの日がまさに全盛

 

 

 

俯き加減でさくこの花は

その表情を写すのに苦労することが多いのですが

 

上の方にもふりそそぐように咲いていたので

見上げる形で見るその花の表情は

素晴らしかったです(///∇//)ドキドキ

 

 

足元もこんな感じ。まるでイワカガミの絨毯。

 

 

なんてニヤついてると

ほらまた来ましたわ、奥さん。

下りますねん、こっから・・・。

 

さっきまでの登りはなんでしたの笑い泣き

と泣きをいれながら

下ってゆくと

 

新たな世界へと繋がるつり橋ですわ( ̄∇ ̄+)

 

つり橋渡ったら(もう見えてるけど)

またガンガン登り上げて

 

 

ぽいっ

 

 

と、

七丈小屋に出ますの。

 

私が先に着きましてね

「ま、帰りに寄ればいっか」と

通り過ぎていこうとしましたら

正面からこちらのスタッフが歩いて来ましたの

 

お二人いたんですが

前を歩いてる方はまあ〜人が良さそうな感じの方。

後ろの方はなんとあの

『花谷さん』ですわちゅー

 

もうアレよアレ。

芸能人。

 

なんともこう、かっこい〜ので(=要するに結構好み)

ワタクシ、目を見れませんでした(〃∇〃)

 

そういう時は

前の人しか見れません。

前の人の目をめっちゃ見て挨拶しました(笑)

もうええ歳したおばちゃんやのに

心は乙女なワタシでした(〃∇〃)

 

心が乙女では

黒戸尾根のピストンはできませんので

通り過ぎた後はピッ

と気持ちを切り替えて

もうガンガンに登る山男!

な気分で登り上げますの:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

 

 

↑このハシゴの上が第一テン場、第二テン場と続きます

 

その後も

もちろん登り、

時々こうしてまた

 

信仰の面影が。

 

 

そして

 

私の面影も・・・( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

ハクサンイチゲ?

 

 

そして

寝不足と思っていた体調のイマイチさは

どうやら高山病も少しあったようで

(生あくびが絶えず、だるくて体が重い)

フラフラ、よろよろと登り上げて

 

この『八合目御来迎場』についた時には

お腹が空いてるものの食欲が・・・。

ヤマザキのぶどう大福をやっと食べて

デカビタCなど飲んで

同じく体調の悪いまめを暫く待っていました

 

ふと見るとここからまた

着いた時には真っ白だった鳳凰三山が

 

サーっと雲がはけ、姿を現してくれました

(まめが着いた頃にはまた真っ白)

 

 

遅れたまめも体調悪く休憩を取ったので

ここで随分ゆっくり時間をとりました

 

そしてやっと体をあげて再出発。

 

 

岩場を鎖を補助に上がり

 

 

こんなとこも這い上がり

(岩が滑らないのでなかなか楽しい)

 

ふと振り返ると

これもまた『黒戸尾根といえば』の

 

二本の剣。

 

 

ここを過ぎたあたりに

下山者から「いるよ」

と聞いていたこの子が( ´艸`)↓

 

冬毛から夏毛に変わる途中でカイ〜のか、

地面の砂に体を擦り付けてました^^

 

 

さらに進み登り上げ

真っ白なガスの中を歩いてましたら

九合目の駒ヶ岳神社がうっすらと

見えた

 

 

と思ったその時

またもや

 

 

突然、本当に突然ガスがこの部分だけはけて

真っ青な空がガーンビックリマーク

 

 

え〜笑い泣きドキドキ

すごい!

すごい!

なんで?すごい!

とコーフンして山頂の方を見ましたら

山頂はやっぱりまだ少しガスが(^^ゞ

 

 

それでも、

 

本当に本当に不思議なんですが

 

 

まるで歩く速度に合わせるかのように

その道が晴れていくのですえーんきらきら

 

 

 

この北沢峠への分岐も。

晴れて。

 

 

後ろの北岳も。

見えて。

 

 

奥にある仙丈ケ岳も

 

 

見えてきて。

 

 

そうして、

信じられないほど

こんな感じで空が。

 

 

 

さらには

 

 

山頂にようやく着いた時。

 

 

 

 

 

信じられない現象でした涙きらきら

 

真っ白。

ガスガス。

 

だったんです。本当に。

ずっと。

 

だけど山頂に着いた時、

山頂にいる間、

山頂で過ごしている時間は

ずっとこんな青空で・・・。

 

 

素晴らしい光景を望めました

 

 

その神的!

とも言える展開のせいもあって

 

コレ、見て〜!

思わずコーフンして

ふとその時、思い浮かんだ方

 

山頂写真を送ってしまったほどσ(^_^;)

(←普段はそゆこと下山まであまりしないヒト)

 

 

今思い返しても

なんとも不思議な

ありがたい時間でした

 

その後もこの一日は

全てのタイミングが

うまく回り、不思議な嬉しい一日でした

 

 

つづくバイバイ