こんばんわ(´∀`)
梅雨入り宣言されて
天気の優れない日が続く中
お休みのこの日(6/8)はなんとか
お天気が持ちそうだったので
山へ。
どこへ行こうか思案した結果
夏の縦走に向けての
トレーニングの意味もあって
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を
ピストンで行くことに。
黒戸尾根のピストンは
過去に一度しており(コレ)、
終えた時は
『もう2度といいわ』と思ったのに・・・
それから数日後
『またいつか行くかもな・・・』と
感じたことも確か(^▽^;)。
でも今回は本当に
(日帰りは)『もうええわ・・・』
と思いましたよ
(しかしその後の気持ちの変化の保証なし( ̄▽ ̄))
前回は秋でしたが
今回は初夏。
山の光景もまた
違ったものとなっていました
尾白川駐車場に4時過ぎに到着
出発は4時40分くらい。
前回ここに早めに来て
車で仮眠してから出発しようとしたら
寒くて眠れなかったので今回は
たんば(飼い犬)を前日にホテルへ預け、
1時半起床の2時出発(コレも十分眠いっちゅーの)
それでも季節的に空があけて
明るくなっていたので
ヘッデンいらずで助かります
竹宇神社にお参り。
山へお邪魔します報告と
この山に入れることへのお礼と
無地下山をお願い。
神社裏のつり橋を渡ります
山へ入る時によく吊り橋があるけれど
そのつり橋が
こっちとあっちの結界みたいに感じる
ここから先は山の領域
お邪魔します
いざ黒戸尾根
日本三大急登
と言われる黒戸尾根の始まりは
警戒していると最初は
「こんな感じならいけるかな?」
と思わせます( ̄▽ ̄)
コアジサイの花が満開です
緑がもりもりキラキラ
美しい道に・・・萌え(///∇//)
いい道・・・萌え萌え(///∇//)
と言いつつも
それなりにジワジワときつい。
なんかきつい・・・
いや気のせいか?
睡眠不足のせいか?
(あくび連発)
いややっぱりキツイんでないか?
と思いながら
ジワジワと登り上げる感じが
続きます
そんな頃、ようやく笹の平分岐点。
「甲斐駒ヶ岳まで7時間」は見て見ぬふり。
名の通り、笹の平を進みますが
『平』ではなく
『これ、登りちゃいます( ̄∇ ̄+)?』的な・・・。
信仰の山を感じさせる石仏がここそこに。
その都度「お邪魔します」とご挨拶。
平らでない笹の平を過ぎると
堂々と平らじゃなくなり(笑)
それなりの急登がスタート
大好きな花。サラサドウダン(´∀`)
「刃渡り」
というポイント
ご覧の通り鎖もついており
足元も安定してます^^
こちらからは
晴れていれば南アルプスをはじめ、
絶景が臨めますがこの時は雲が多め。
それでも八ヶ岳方面はこんな感じで見えました(^∇^)
これを過ぎてもまあ
とにかく
登り上げます
今回はラッキーなことに
「イワカガミ」がこれでもかと咲いており
そりゃーもう感動でした(≧∇≦)
登山道がもう、
歩く道以外の両脇と
見上げる上の岩の部分などには
全てにイワカガミが咲き乱れていました
足元なんてまるで
イワカガミの絨毯!
やがて
黒戸尾根といえばの
はしごフィーバー
が始まりました
と言っても前半戦。
少し上がって
刀利天狗
ここからさらに進み
(どこまでも進み・・・な気分)
あんなに積み重ねてジワジワと登り上げて来たのに
一旦、下ります・・・
そこが『五合目小屋跡』
この『五合目小屋跡』から見上げる
正面の甲斐駒ヶ岳のデカさには
わかってはいても・・・
かなり驚きます
ずっと
全体的に空がガスガスだったのですが
ここへ到着して見上げたら
なんとタイミングよく
サーっと雲がはけましたので
パシャり
そして
こんな方がいらして
随分酔っ払ってるみたいなご様子・・・( ´艸`)(あんた顔赤いでえ)
ここからもさらに下り、
下った先から一気に山頂へ
と思ったら後にもう一度、
下らされましたけどね・・・
まずは奥さん、ここはね、一旦
ガンガンに登り上げますわよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
下った先にある祠
この上にあるイワカガミが
なんともステキでした
この祠の横から
長〜いはしごを登って
本格登りのスタートなのですが
登っている途中で
大きなお尻がピタリ
と止まりました( ̄ー ̄;
ピタ・・・
な なんやねん・・・?
とまめは下で思っていたそうですが
こんなのが
クモイコザクラかな?
はしご階段の間にたくさん咲いてましてん( ´艸`)
写真を撮ってましたんや( ̄▽ ̄)
日本では
山は信仰の対象となることが多いですが
数少ない登山歴の自分の中では
この甲斐駒ヶ岳が一番
その気配を感じます
人がたくさん入っている山の中で
という意味ですが。
イワカガミはこの日がまさに全盛
俯き加減でさくこの花は
その表情を写すのに苦労することが多いのですが
上の方にもふりそそぐように咲いていたので
見上げる形で見るその花の表情は
素晴らしかったです(///∇//)
足元もこんな感じ。まるでイワカガミの絨毯。
なんてニヤついてると
ほらまた来ましたわ、奥さん。
下りますねん、こっから・・・。
さっきまでの登りはなんでしたの?
と泣きをいれながら
下ってゆくと
新たな世界へと繋がるつり橋ですわ( ̄∇ ̄+)
つり橋渡ったら(もう見えてるけど)
またガンガン登り上げて
ぽいっ
と、
七丈小屋に出ますの。
私が先に着きましてね
「ま、帰りに寄ればいっか」と
通り過ぎていこうとしましたら
正面からこちらのスタッフが歩いて来ましたの
お二人いたんですが
前を歩いてる方はまあ〜人が良さそうな感じの方。
後ろの方はなんとあの
『花谷さん』ですわ
もうアレよアレ。
芸能人。
なんともこう、かっこい〜ので(=要するに結構好み)
ワタクシ、目を見れませんでした(〃∇〃)
そういう時は
前の人しか見れません。
前の人の目をめっちゃ見て挨拶しました(笑)
もうええ歳したおばちゃんやのに
心は乙女なワタシでした(〃∇〃)
心が乙女では
黒戸尾根のピストンはできませんので
通り過ぎた後はピッ
と気持ちを切り替えて
もうガンガンに登る山男!
な気分で登り上げますの:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
このハシゴの上が第一テン場、第二テン場と続きます
その後も
もちろん登り、
時々こうしてまた
信仰の面影が。
そして
私の面影も・・・( ̄▽ ̄)
ハクサンイチゲ?
そして
寝不足と思っていた体調のイマイチさは
どうやら高山病も少しあったようで
(生あくびが絶えず、だるくて体が重い)
フラフラ、よろよろと登り上げて
この『八合目御来迎場』についた時には
お腹が空いてるものの食欲が・・・。
ヤマザキのぶどう大福をやっと食べて
デカビタCなど飲んで
同じく体調の悪いまめを暫く待っていました
ふと見るとここからまた
着いた時には真っ白だった鳳凰三山が
サーっと雲がはけ、姿を現してくれました
(まめが着いた頃にはまた真っ白)
遅れたまめも体調悪く休憩を取ったので
ここで随分ゆっくり時間をとりました
そしてやっと体をあげて再出発。
岩場を鎖を補助に上がり
こんなとこも這い上がり
(岩が滑らないのでなかなか楽しい)
ふと振り返ると
これもまた『黒戸尾根といえば』の
二本の剣。
ここを過ぎたあたりに
下山者から「いるよ」
と聞いていたこの子が( ´艸`)
冬毛から夏毛に変わる途中でカイ〜のか、
地面の砂に体を擦り付けてました^^
さらに進み登り上げ
真っ白なガスの中を歩いてましたら
九合目の駒ヶ岳神社がうっすらと
見えた
と思ったその時
またもや
突然、本当に突然ガスがこの部分だけはけて
真っ青な空が
え〜
すごい!
すごい!
なんで?すごい!
とコーフンして山頂の方を見ましたら
山頂はやっぱりまだ少しガスが(^^ゞ
それでも、
本当に本当に不思議なんですが
まるで歩く速度に合わせるかのように
その道が晴れていくのです
この北沢峠への分岐も。
晴れて。
後ろの北岳も。
見えて。
奥にある仙丈ケ岳も
見えてきて。
そうして、
信じられないほど
こんな感じで空が。
さらには
山頂にようやく着いた時。
信じられない現象でした
真っ白。
ガスガス。
だったんです。本当に。
ずっと。
だけど山頂に着いた時、
山頂にいる間、
山頂で過ごしている時間は
ずっとこんな青空で・・・。
素晴らしい光景を望めました
その神的!
とも言える展開のせいもあって
コレ、見て〜!
思わずコーフンして
ふとその時、思い浮かんだ方
に
山頂写真を送ってしまったほどσ(^_^;)
(←普段はそゆこと下山まであまりしないヒト)
今思い返しても
なんとも不思議な
ありがたい時間でした
その後もこの一日は
全てのタイミングが
うまく回り、不思議な嬉しい一日でした
つづく