甲斐駒ケ岳(黒戸尾根 日帰りピストン)① | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^




10/19、甲斐駒ケ岳に行ってきました

黒戸尾根を利用して山頂ピストンでした



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:

尾白川渓谷駐車場~笹ノ平~刃利天狗~五合目小屋跡~七丈小屋~
八合目御来迎場~甲斐駒ケ岳山頂(下山このまま逆)


*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



前日にレンタカーを借りて22時に出発し、駐車場に2時頃着。

1時間半くらいは仮眠しようと思いましたが、

思いのほか寒くて

目は閉じていましたがずっと寝れませんでした・・・

3時半に起きて(←起きてたけど)

おにぎりとお茶を飲み準備します





下山届けを提出して4時過ぎに出発しました

この時期は、まだ真っ暗スタートです
(駐車場で見上げた星空の美しかったこと天の川がみえました



1時間ちょっとで、だんだん明るくなります

地味な登りがずう~~っと続いて




1時間半位で『笹の平分岐点』。


皆さんよく書いてらっしゃいますが

この『山頂まであと7時間』というの・・・・
( ̄□ ̄;)

見て見ないふりしたくなりますね





夜が開けてきます



あけてくると

なんと美しい色が

そこにあったのでしょう




柔らかい色彩が

やがて

陽の光をうけて



ジュ~~~~~~~といって 燃えていくようでした



そんな笹原の中


ふたりの歩く音だけが生まれ

進んでゆきます




誰もいないのだけど

誰かいるような 


そんな場所でした





やがて

黄色い絨毯が広がってきて

カサカサ カサカサ歩きます

湿った土の匂いと 

乾いた葉っぱの匂いが 混じり

ああ   いい匂い
うふLOVE


土と根っこと石が隆起して

簡単には行かせないよ
リュークと宣告される





森が だんだん 目覚めていく





黒戸尾根 というのは

『日本三大急登』の中のひとつで

その中でも一番キツイといわれています

山頂までの標高差が2200m

コースタイムが登り9時間半
下り5時間40分で合計約、15時間です



ちなみに他の2つは

烏帽子岳のブナ立尾根
谷川岳の西黒尾根 
      です


黒戸尾根は途中に七丈小屋があるので

そちらに1泊して登るのが一般的かと思われます

私達も(というか私は)最初はそのつもりでいました

それをなぜ今回、日帰りにしたかというと・・・・

こちらにお邪魔したいと思ってネットで検索しましたら

ほとんどが『日帰り』にあたってしまうのですよねえ・・・・

ここはとてもキツイコースのはずなのに、

なぜここに限って、日帰りが多いのかナゾですが・・・


ちょっと、


だんだんと、


行ってみたくなったのです


もちろん、私の中では一番!というくらい、チャレンジコースです。

何しろ今まで一日で歩いた時間は最高で11~12時間位。

数日前から緊張と不安が続いていました

コースを決めるのはだいたい(絶対?)私なのですが

『日帰りで』と告げると



旦那ちゃん(いつも通り) 『ぇぇぇぇぇえええええええええ~!!』
             『だいじょーぶう~~~~???
               行けるのぉぉおおお
??』


ワタシ          『わからん・・・・・( ̄▽+ ̄*)。』




と、そんなこんなで(どんなや)



『刃渡り』ポイントです
矢印

ここは皆さんよく書かれているように、名前とは違って安定しています
(鎖をつけて頂いているので尚、安心!)






振り返ると




刃渡りポイントは紅葉に囲まれてとってもキレイで





ここからの眺めは本当に素晴らしかったです
きらきら



朝の雲海は荘厳な雰囲気で神聖です


八ヶ岳なんかはもう、これ以上みせれなーい!という位、

ハッキリと見えました




そして左側には


鳳凰三山(と、富士山!)

暫し刃渡りの真ん中でパシャパシャと写真を撮りまくり、

再び森の中へ・・・・・




すると

初めてのハシゴがでてきました



思わず

『おっ!きたっ
キャ!』


と声が出てしまいました( ´艸`)

黒戸尾根は 梯子・梯子・梯子・・・!!!で有名な尾根なのです

でもこの辺りはまだ、かわいいもんでした
顔に縦線

暫く進んで


「刃利天狗』。 一礼。


甲斐駒ケ岳は古くから信仰登山の対象として栄えてきた山で

この黒戸尾根にはそこここに石仏などがあり

その面影が今も色濃く残っています

その都度、一礼してしまう、そんな雰囲気漂う山です

ここを過ぎると散々登って来たのに

100m程、一旦下らされます (T▽T;)

そこが

『五合目小屋跡』という場所で、

そこから見上げる山頂は



うぉぉぉぉおおおおお~~~~~~~~~~んっ悔し泣き!!


遠ぉぉい~~~~~~~~~~~~~~っ
悔し泣き!!


と、思わず 遠吠え してしまいたくなるほど、ショッキングな高さに

そびえ立ってみえますゾゾゾ

ここでおにぎり休憩しました




その先のこの右の梯子からいよいよ

『梯子祭り
(ノ^^)八(^^ )ノ』の開催です



ワンツースリー

GO


なっがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ!!!!!!!!!!



吸い込まれそうです(笑)


その後、こんな所渡ったりしてやじるし





今度は



キャーーーーーーーーーーーーーーー

すーいーちょーくーーーーー(垂直)エリー


実際は70度位らしいのですが、感覚的には垂直でした

その後もまだまだ




絶賛




梯子祭り開催中・・・・・・
ぶー

で、

『え~い!次はどんな梯子でえ~いっ!』と思っていると

ズボッと、いきなり



『七丈小屋』(第一)にとうちゃこします
ププッ・・・


ここで前夜一睡もしていないので眠くて仕方なく、

ベンチで横になりましたが

案の定眠れず
るー

仕方なく再びおにぎり休憩
して出発・・・・・




すぐに第二七丈小屋があり、この右の梯子を登ります

すると



まず第一テント場。3張りありました(下山時は撤収されてました)

このすぐ上に第2テント場があるのですが

小屋から少し距離があり

岩場な感じなので夜中のトイレなどは危ないかもです

でも第2テン場は八ヶ岳絶景ポイントでもありました
にこ







この日、ソロの女性が71L位あるザックを背負って

七丈小屋ではなく、山頂へそのまま背負ってゆき、

北沢峠へ降りるとおっしゃっていた方がいました

実際にこの尾根を登ってみて私は

七丈小屋まででもテント背負ってここを登れるなんて凄い
びっくりと思ったので、


この女性の行程を聞いた時には腰抜かしそうになりました

素晴らしいです!





振り返ると剣が。

私は七丈小屋から山頂までの登りが一番キツく感じました

まだかなあ・・・

と、トボトボ歩いてると



イルカ岩が~
にへ

と思ったら


ようやく


『八合目御来迎場』とうちゃこー!

剣が置いてあったので、(わかりにくいですが)持ち上げてみました( ´艸`)

だけど

やっぱりまだ

八合目・・・・・
うむー・・・





見上げると再び



別の2本の剣が見えてきました

どうしてあの場所に立てたのだろう・・・・

なんて思いながら登る





かっこいい・・・・・


と思っているうちに

おもしろい鎖場
これ



ちゃんと足場が掘られています

登りやすいです!




ザトウクジラ
キャー

ここから、岩場が連続でした



またいだり超えたりして、

振り返ると



2本の剣が。


ここまでに


こんな写真撮ってみたり




ふもとでこんな写真撮ったりして
ププッ・・・



そして、登って降り帰るとこんな感じに。

鳳凰三山と富士山の方に向いている・・・?


山頂までの岩場はところどころ



比較的チビの私では、

足が届きにくかったりするところが何ヵ所かありました
ガクリ

なので、結構腕力というか、上半身もふんだんに(笑)使いました

なんというか

親切すぎる印もなく、

だけど最低限の援助はしてもらえてる岩場で

ある意味気持ちがいいといえば気持ちがいいです
ガッツ

そして、全身の筋肉、フル稼働です





やっぱり鳳凰三山と富士山を向いてる・・・?




親子イルカ!




甲斐駒ケ岳は緑モリモリの南アルプスの中では

山頂付近が花崗岩で白いので

周りから見ても目立つ存在です





真っ正面に仙丈ヶ岳が見えてきた辺りの





山頂直下の道標には



北沢峠への分岐が記されている

ひと登りすると





山頂手前の駒ヶ嶽神社本社。





そしてもうひと登りで





ついに
キャーハート









山頂とーちゃーこ
(*^o^)乂(^-^*)(11時)








山頂は風もなく、ご覧の通りの青空で

本当に気持ちのよいところでした


もちろん有名どころのお山はすべて丸見えの


鼻血ぶーぶーポイント
鼻血でした~



つづく