さあ
今回の南アルプス縦走の
最後の頂き、『聖岳』にむけて出発です
登る前の情報でも
時々、同じ行程で声をかけあった方からも
『聖の登りは大変だ』という漠然とした声をよく聞いていたのですが
それがどのルートの
どの部分からどこら辺をさすのか
わかってはいませんでした(^▽^;)
それは今となっても
どこからどこを指すのかはわかっていません(;´▽`A``
確かに登りごたえはありますが
実際登ってみると(←超・ゆっくりペースですが)
『特別に大変』なところはなかったように思います
でもこれは百間→聖に限るので
やはりルートによってはそれなりにすごいのだと思いますσ(^_^;)
実際、聖平小屋への下山がすごい急登だったので
あの逆は大変だろうなあ~と思いました
↑途中から眺めた景色・・・(・∀・)
ここを登っている間
登るのが大変だよと事前に聞いていたせいで
ずーっと登りきれるか緊張してました
だけどやっぱり
一歩一歩。
足を前にだしてさえいれば
ちゃんと進んでる
ちゃんと登れてゆく
途中、ガレた所で下山者が
石をコン、とついてしまい、落石させてしまったようです
その石は大きく跳ねながら
コーンコーンと遥か下の方まで乾いた音をたてながら落ちてゆき
それを見ていた私の前の登山者が大きく
『ラーーーーーク(落)!!』『ラーーーーーーーク(落)!!!』と
何度も叫んでいました
少し、緊張が走り 足元により気をつけて登ってゆきました
何ヵ所か、ガレた道や岩を越える所もあったのです
時々 景色をみては立ち止まりながら
そして旦那ちゃんの気配を確認しながら
トコトコとあがってゆき
やっと
とうちゃあ~~~~~こ
バンザーイ (ノ^^)八(^^ )ノ
写真に収めたあとすぐにどこかにいってしまいましたが
こんな高度でも 蝶っているんですね~
嬉しくなりました
ところで
この聖岳は『前聖岳』と『奥聖岳』があります
今いるところは『前聖岳』なので
荷物をデポして片道20分位歩いて『奥聖岳』を往復することにします
↑一番奥のポッコリしている所が『奥聖岳』です
この往復で約40分位かかりますが
片道20分の間のこの道はとっても変化にとんでいて面白く、
お時間許すようであれば
是非 行ってみる価値はあると思います
まあるく、だけどどっしりと、
温和な山だと思っていたけど
違う角度から見るとまた、
この聖のイメージがガラリと変わります(´∀`)
その途中にまた、『雲ノ平』チックな場所もあり・・・・
綿毛となったチングルマが
そよそよとそのワタゲを揺らす姿はとっても癒されました
すご~くステキな道でした
そして
一応撮っておきます
帰りは当たり前ですがピストンで
この角度から見る前聖岳がまた、か格好良かったです(≧▽≦)
前聖岳にもどってきて
旦那ちゃんがまた『少し横になりたい』と言うので
10分位、旦那ちゃんのスリープタイムをとりました
(私は行動食をムシャムシャ・・・・( ̄▽+ ̄*))
10分で旦那ちゃんを起こして(←スパルタ?)
下に見えてる(写真の真ん中の赤いの!)聖平小屋まで激下りです・・・・
この下り、
まあ~すごかったです
赤石避難小屋→百間の時もすごかったけど
ザレザレのガレガレの急斜面を延々と下り続けます
私は念のため、膝サポーターをつけてから下りました
だいたい下り終わったかな、
と思っても
とにかく小屋までは
とにかくとにかく、なにがなんでも下りです・・・・
途中、『小聖岳』ポイントで小休止
随分降りたような気がしたのに
それでも更に
降りて降りて降りて・・・・・
全然着かないけどさあ~、
ほ~んときれいだねえ~~~~と言わずにはいられないほど、
すてきなお花畑でした
なんだかここら辺からは
まるで
天国へと向かって行く道のようでした(←行ったことないけど( ̄* ̄ ))
でも
さすがにちかれたので
一気に天国へは向かわず
さあ
行こうか~
と出発してすぐに
やっぱり 天国みたいな光景が広がっていた
(←ホントに行ったことないけど( ̄▽ ̄)=3)
なんだか
自然に口から『ありがとう』が
出て来てしまうような風景でした
この木道の先に待っていたのは
ほんとうに
天国のような・・・・・( ̄∇ ̄+)
きゃあーーーーーーーーーーっ三 (/ ^^)/
うああ~~~~~~~~い
これ、とっても楽しみにしていました
山行が始まる前から『あそこのフルーツポンチ、笑顔で食べれるかな~』って
ずっと思い続けていたのです
聖平小屋の『ウエルカムポンチ~!』(←あ、勝手に私が名付けました)
とーっても美味しかったです
旦那ちゃんも至福の表情で食べていました( ´艸`)
旦那ちゃんは今回の南アルプスで本当にフルーツに助けられてるなあ
小屋の中はこーんな感じでした(この日は大盛況!)
で、受付にいらした右端の紺の手ぬぐいをされてる男性・・・・
もしかしてブログで時々コメのやりとりさせていただいてる
reo-bbさんの旦那様の「キンミーさん」かなあ~・・・と
思いつつもお忙しそうだったのと
私はプチ高山病の『目が腫れる』という現象もでていて
恥ずかしかったので、今回はお声をかけないで帰りました
とーーっても感じのいい応対をして頂いて、こんな方が小屋にいてくれると
気持ちがいいなあ~と心がほっこりしました
今夜の私達もテン泊なので
小屋の中をキョロキョロ見学中(興味シンシン)
私が釘付けになったのはこの小屋の中ではなく・・・
この小屋の前の寛ぎスペース~~~~~
ここはもう、たまらん場所でした
小屋泊だったらもう、絶対の絶対に夕食までの時間を
ここでお疲れ乾杯パーリーの場として堪能していたなあ~(*^o^)乂(^-^*)
実際たくさんの方達がこちらでなごやかに楽しそうに寛いでいました
いつかここで宴会したい!
それだけの為にこの聖平小屋に来たい!と思えるほどでした
飲んだビール缶はこんな風にセルフで
コキコキとつぶす機械?が置いてました
これ楽しかった~
この真正面のテン場も大盛況でしたので
テン場から見た小屋方面↑
私達は左に少し入った奥の方のスペースに張りました
沢をまたいですぐです
こちらはテントの数が少なく、とっても静かなスペースだったので
大満足(≧▽≦)
私達の今夜の宿はこちらでーす:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私達のすぐ後ろの赤いツェルトは『トレイルマウンテン』の若者で
見事なバランスで張っていました
無駄がないなあ~(動きにも)
翌日のお弁当を頼んでおいたので取りに行き
ここを使った前の人が
座るのにちょうどいい石や木材を周りに置いて行ってくれてたので
ありがたくそれを使わせて頂き
快適スペースとなりました
実は今回、20kg越えのザックの割に、アルファ米を1食分、
持ってくるのを忘れていたのです
なので今晩は白飯ではなく予備食としていれていた「ドライカレー」で
無印のバターチキンカレーを食べるという
ダブルカレーの夕食となりました
この日は最後まで旦那ちゃんの調子はもち、
お疲れ乾杯も夕食も完食。
そして夕食の後の飲みもいけました
テントで快適に眠り、
明日はついに最終日。
椹島へと下山しまーす
つづく