ひとまず北ノ肩に着きましたが
実は今回の登山は体調があまりよくなかった
出発前からひいていた風邪が完治していなかったので
鼻がつまって息がスムーズにできなかった
なのでたぶん
標高の高い登山をするにはかなりしんどかった
(なんとなくですが 肺に空気が入りにくい感じだし)
ティッシュの節約のため1時間に1回だけと決めて
鼻をかんでいましたが 痰も絡むし ズルズルだし
おまけにレインウエアのズボンの下は
タイツだけにしたらいいのにご丁寧に登山用ズボンも履いており
暑くて大変
しかもご覧の通りこのレインウエア10年以上前に買ったもので
さすがにゴアテックス機能もおちてきていて
撥水と蒸れ防止機能がちょっと(だいぶ?)下がっており、
体の中はビショビショに近かったのです
体はしんどいし標高もあがり雨にぬれて寒いしで
ひとまず「肩ノ小屋」で休憩させてもらいました
それでも体力も気力もおちたままで
この先続けて歩くか本気で迷いました
が
出発しました
だけど
今回の山旅はこのことも含め
ほんとうに反省だらけの山旅になったのですが
「結果がよかったからいいものの」という感じで
色々と深く反省しました
残りわずかな気力体力で北岳をめざそうときめたのに
辛くてしんどくて でも先にゆくしかなくて
そんな時間が大分続いた後で
少し雨も弱くなった頃
わずかに 青空
この光景を見たとき
涙がでました
風が弱まり青い空がみえた、
そんな、いつもだったら
普通の光景でもあるものが 奇跡みたいに思えた
実は私はうんうんとうなづきながらヒックヒックと泣いていました
有り難くて
ありがたくて
ありがたくて。
それでもこの日はこの後もこんな風にくっきりはっきりとした光景は
すぐに雲に覆われたり また 晴れたりとすっきりはしなかった
ベンケイソウは雨にぬれて 美しかったなー
到着
でもここも すぐにこんな具合に曇ったりして
雄大なあのパノラマはみれなかったけれど
それ以上の晴れ間を 自分は見れた気がした
そして
北岳から北岳山荘を目指してまだ続くので
気も抜けない
振り返ると
でも なかなかつかない
小屋が見えてるのにいけどもいけども
近づかず、ストックをもつ腕も疲れ果て
旦那ちゃんに「私今日、晩ご飯のお箸もてないよ、
犬食いかも」なんて弱音をはく
天気も体調も悪い中の登山はほんとに厳しいものでしたが
これもそれも自業自得と深く反省
もう今日はいつもの「乾杯ビール」は飲む気分になれないよ
と道中ほざいていた私なのに
しっかり飲ませても頂きました(美味しかったです)
ご飯はこんな感じで品数豊富
平日だったので 一人一枚 の布団があり、ありがたや~
北岳山荘のすぐ横にお医者さんがいらっしゃる医務室もあり安心。
雨道で滑ったのか、頭に包帯をされた方がいたので
そういう場合などを考えても山のお医者さんというのは
本当にありがたい存在です
今回はお世話にならずによかった
初日の今日は一気に 1600m あがりましたが
明日は一気に 2000m 下ります
ひえ~