人生まだまだあると思っても明日のわが身はどうなるか分からない。人生半世紀を超えた身としては、少しずつなりとも終活として持ち物の取捨選択をしなければならない。定年後、乳児や幼稚園、小中高、青年期、結婚、家族持ちとその時その時のプリントアウトされた写真、アルバムをスキャナーで読んでデジタル化し、息子たちにもUSBとともに印画紙に焼いてあったものを分けて渡した。
これまで切手や古銭、テレカなど収集したものは、万一の場合に金目のものになるし、形見分け記念品でもいいかと思いそのままにしている。しかし、20代の頃に購入した楽器の行き先が決められない。
爺は小学校の頃は鼓笛隊、中高とブラバンや吹奏楽に所属し、音楽とは縁がある。でも、リズム音痴で大成はせず、何らかのグループに入り活動もしていない。楽器はヤマハのトランペット「YTR-732」、シルバーメッキ・プロモデル。当時10万ほどしたと思う。そう吹きもせず。ピストンにオイルを塗るなどのメンテナンスだけはしている。もうひとつは今はもう作っていない消えたブランドだそうだが、フランス製Noblet(ノブレ)のクラリネット。これも10万ほどしたと記憶している。
中学でトランペットやアルトというホルン代わりの金管、高校で木管のクラリネットに変えた。その流れでまた、やろうとしたのだが、目的もなく吹く爺の楽器に明日はなかった。この2楽器をどうしようか、迷っている。孫という存在の人間が4人いて、もしかして誰かやることになれば、高価な楽器を息子家族が買うことになりし・・・・。まぁ、同じ楽器になるとも限らないが。また、世のために、必要としている団体に寄付するのもひとつか、とも。心の整理がつかない。楽器いう物の息を止めていることになっている。必要とされ活動、輝いているのは人間も物も同じことだろう。定年後、再チャレンジしてその素振りだけはしたけれど・・・。迷いは続く、いつ判断するか?。今は、高校生の時に郵便局でバイトして買い、ボケ防止用にしているアコースティックギターをつま弾きながら
も考えるのだ。