今日は脳内それぞれの部位でどのような働きをしているのかということから始めましょう。
脳の中ではそれぞれの場所で様々な働きをしています。
この図にありますように頭の前にある前頭葉、上の位置に頭頂葉、横側に側頭葉、
そしてうしろに後頭葉、小脳から脳幹と形成されています。
大脳:思考や記憶、理性などを司っています。
小脳:平衡機能や、姿勢を保つ機能を統合しています。
間脳:自律神経や内分泌機能をコントロールし、情動の機能と関係しています。
脳幹:中脳は動眼神経の核があり、眼球を動かします。橋は味覚、聴覚や顔面の筋肉 を司っています。
延髄は呼吸や循環、消化など生命維持を司っています。
●この図は生まれた時から大人になるまでの脳の大きさを表しています。
真ん中の年齢を見た時に私はびっくりしました。
なんと3歳までに脳の8割以上が形成されているんです。
なるほど息子がこの年の時は確かにすごい勢いで何でも覚えていたなあと実感でした
この重さって実際大きいのか小さいのかもわかりにくいので
他の哺乳類と比較してみようと思います。
●左側からカピバラ、アカゲザル、ゴリラ、そして人間、ゾウと続いています。
脳の大きさとニューロン数とありますが、このニューロンとは生物の脳を構成する神経細胞の事でこの数が多いほど、より高度に思考が複雑化していくもので、簡単に言うと頭の良さに比例します。
カピバラ、アカゲザルは体格も小さいのでこんなものかとわかるのですが、
人間より大きくなるゴリラの脳の重さは377gなのに対して1200gと3倍以上の重さですし、
ゾウとの比較では重さこそ人間が負けていますが、ニューロンの数は圧倒的に人間のほうが多いです。
体格の割合から脳の大きさを比較しても人間の脳は大きいというのがわかります。
やはり人間は知能が発達しているのが良くわかりました。
シワの数ではなくてニューロンの数が頭の良さに関係していたのですね!
16.3億ニューロンってどんな数なのよ多すぎでしょ!って感じですね。
次回は脳疲労についてお話しようと思います。
前回までの脳のお話