尿って毎日何回も体外に排出していきますが、そもそもなぜ出るの?

なんて考えたことなかったです!あまりに自然現象過ぎて(笑)

そんな尿のことを学んでいきたいと思います。

 

尿は何からできている?

 

 

人間は一日に1.5ℓほどの尿が出ます

尿の元となる原尿は、一日に1500mℓも作られますが、この中にはブドウ糖塩分アミノ

などいろいろな成分が含まれています。そのため、尿細管で吸収されて再利用されます。

尿となるのは体でも再利用できないもの、あるいは有害なものです。

尿の成分の90%~95%は水分ですが、残りの数%、約30~70gは固形分が含まれています。ほとんどがたんぱく質の新陳代謝で使われたときに出るごみのような尿素で、一日に25~35gぐらい尿に含まれて排泄されます。

 

 

そのほか、アンモニアナトリウム、カリウムなどの無機成分、ごくわずかにビタミンやモルモン、酵素なども含まれています。

そのほか、からだに入ってきた毒物や薬物、一種の金属なども腎臓でろ過され、有害あるいは、いらないものとして尿に混じって体外に排出される仕組みになっています。

 

 

 

尿の色によって健康状態がわかる

健康な人の尿の色は、透明で、淡い黄褐色をしています。

水分を多量にとると、尿の色はさらに薄くなり、逆に、汗がたくさん出たり、水分が不足すると尿の色が濃くなります。

体に何らかの異常が生じると、尿の色に出ることがあります。

それぞれの色の変化では、次のような病気や異常が疑われます。

尿の色がほとんどない

尿の量が多いためです。

水分の取り過ぎ、あるいは尿崩症などの病気があります。

★尿の色が暗褐色

ウロビリノーゲンが多く含まれており、肝臓の疾患熱性疾患が考えられます。

★尿の色が赤い

血液が混じっているためで、結石や腫瘍腎臓疾患などが考えられます。

★尿が乳白色に濁る

白血球が多量に出てきたり、膿が混じっているためで、尿路の疾患腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎などが考えられます。

 

塩分を取り過ぎるとなぜむくむのか?

 

 

むくみというのは、体液が血管の外にしみ出て、血管と細胞の間の間質という部分に溜まってしまうために起こります。

塩分を取り過ぎると、私たちは水分を飲みたくなります。

水分をたくさん取ると、血管の中に吸収され血液の量が増えます。

腎臓にも大量の血液が流れ込みますが、塩分の処理能力は一日9g程度しかない腎臓は大量の血液と塩分のろ過がしきれなくなります。

そうなると、尿の量は減り、余分な塩分や水分は行き場を失ってしまいます。

余分な水分は血管からしみ出てきて、細胞と血管の間の間質に溜まります。

そこで、むくみとなって表れるわけです。

一般的には、腎臓が健康であれば、多少多めに塩分をとってもむくむわけではありません。

むくみが出るということは、すでに腎臓が弱ってきている信号になります。腎臓に負担をかけないために、日ごろから塩分は控えめにしたいものですね。

 

尿についてはもう少し知りたいことがあるので明日も学びたいと思います。