特別支援の子達との沖縄修学旅行で

数日間行動を共にしながら感じたことがいくつかあります




沖縄には他の修学旅行生もたくさん来ていたのですが、

すれ違う同じ年頃の子がうちの生徒の手話を見て

すごく不思議そうな顔をしていました


おそらく聾唖者を間近で見たことがなかったのでしょう



知らないものは誰でも不思議に映りますよね




うちの生徒達は常日頃からそうした視線に慣れているので、じろじろ見られてもひるむことはありません


当然です

彼らは何も悪くないのだから




健常者の生徒さんたちが

この世界には健常でない人がすごくたくさんいるんだと

その現実を知るきっかけになったのなら良いと、私たちは思えます







話は変わって

帰りの空港の搭乗口でのこと



うちの生徒は身体障害や知的、聾唖です

いわゆる「身体の不自由なかた」というカテゴリーで優先搭乗の列に並んでいたのですが、その姿に目もくれず

ファーストクラスだからと我先に乗り込もうとしたビジネスマン風の男性がいました



見かねた航空会社のスタッフが制してくれましたが



どうして障害者を無視できるのでしょう

自分にとって都合の悪いものや無関係なものは見ない習性があるのかもしれないですね




私はすごく腹が立ちましたが

生徒たちはそんなことにはまったく動じません





あの子らには、他人から特別な目で見られたり

無視されたりすることは珍しくないのでしょう

そんなひとつひとつに腹を立てても意味がないこともとうに知っているのです





20年以上も校医をやってきましたが

今回初めて旅行に同行して、気づくことがたくさんありました

見習うべき点もいっぱいあり





本当に行って良かった









シーサー


右は雄♂

左は雌♀







明日はeveryしずおかテレビです