毎日、コロナの事ばかりになってしまいますが
大事なことなので、
検査の話をしましょう。
テレビでよく言われるPCR検査とは
鼻や喉のぬぐい液からコロナウィルスの遺伝子を増やして調べる検査です。
その人の中に、今現在ウィルスがいるかどうかがわかります。
症状のあるひとや
感染の可能性のある接触者にはこれが役立ちますね。
一方、最近テレビでも聞かれるようになってきたのがコロナウィルス抗体検査。
これには主に2つあり
Ig MとI gGです。
簡単に言うと、これはウィルスが体内に入った後に抵抗物質を作り出したという意味です。
一般には Mが早期にできて
Gが後からできてきます。
だからI gGができていれば抵抗力を持っている、と言い換えることができますね。
もちろんCOVID19は新しい病原体ですから、
PCRも抗体検査も100%確実とは言えません。
それは以前も書いた通りです。
しかし、疑わしいひとにはPCRをするべきです。
そうでないと拡散を止められない。
それからもうひとつ、
医療従事者には抗体検査を受けさせるべきです。
イタリアは全医療従事者に実施していますが、すでに医療崩壊が起きてしまっています。
ドクターもナースも死んでいる。
日本をこんな事態にしないためには医療従事者に抗体検査をするのが最も効果的と思います。
私自身、自分に抗体があるかどうか知りたい。
もし抗体を持っているとわかったならば、ある程度の精神的ゆとりを持って患者さんの近くに行けます。
今、現場のドクターはいつ自分がかかるかわからないと思いながら自分を奮い立たせて診療にあたっています。
もし抗体検査が受けられれば、それは防御服やN95マスク以上に医療を守ってくれるはずです。
それがみんなのためになるのです。
私もテレビなどで訴えかけていこうと思います。
みなさんも自分がかからないように、
人に拡散しないように
よろしくお願いします。