元事務次官の裁判で判決が出ました。
懲役6年だと。
これを軽いととるか
重いととるか…
受刑者を診ていていつも思うのは
殺人罪で服役している受刑者が必ずしも凶暴ではないという事です。
生まれながらの暴れ者ではないのですね。
意外とおとなしい性格の人物も少なくない。
特に女子の殺人罪にはその傾向がある気がします。
黙々と懲役作業に就く姿からは凶暴性は感じられないものです。
なんでこの人が殺人を…?
と思うこともあります。
話は少し変わりますが、
たとえば家庭内暴力がある場合、
それを終息させる方法が見つからず
止む無く心中を選ぶことがあります。
肯定も許されもしない決断ですが
他に道が見えなかった家族の気持ちは少しだけわかる気がします。
なぜなら暴力も依存症のひとつだからです。
本人も暴力なんか止めたい。
でも止められない。
家族も止めさせたい。
でもとめられない。
こうした家庭の苦しさを解放する方法はどこにあるのか。
家族愛などという美談で解決できる話ではないのです。
家庭内暴力は暴力依存症。
意外なほどに知られていない事実です。
ムクドリ?