今日ね、日テレの『スッキリ!』控え室で

北アルプスの医務室にボランティアに行ってた話をしたら、


某氏に

「え?なにそれ?

なんか偽善的な企画かなんか?」

って言われたショック!


そーねぇ、そうよねぇ。

わざわざ休みに慈善事業をやりに行くなんて、

それも標高2700mの山の上なんて、

かなりの物好きか変わり者だよねー。




しかーし!

アタシはその変わり者なんでござる!


じつはね、15年以上も前からこのボランティア診療には誘われてたんだ。

でも、自分も

「なんでせっかくの休暇をそんなことのために?」

って思って断ってた。


それがなぜか今年に限って、行こうと思っちゃったんだよねー。

理由は自分でもわからん。。。




結果的にはね、

夏山行ってすっごくよかった!

医大生や看護学生と一緒に協力しながら診療したのも楽しかったし、

たいした道具もないなかで診断するのもいい経験だ。

患者さんたちも、素直に喜んでくれた。

都会で医療をやってると忘れがちなことばっかりだった。


それにね、

夜9時を過ぎると電気が消える。

自家発電器を止めちゃうから。

だからトイレ行くのも懐中電灯がたより。


でもあたりが暗くなるぶん、☆がよく見える。

すっげー見える。

岩の上に寝転がって2時間くらい眺めてたけど、飽きない。


とーぜんお風呂なんかもない。

高山では水が貴重だからね。

標高たかすぎて湧き水はないから。

3日間入浴せず!

けどそんなの全然気にならない。


寝るときは、男女かまわず雑魚寝だ。

となりに初対面の男子の顔とかある。

でも、それも気にならない。

だって、場所がないんだからしかたないじゃん。


この”しかたない”って気持ち、大事な気がしますよ。

電気がないから暗くてもしかたない。

狭いんだからプライベートがなくてもしかたない。

携帯の電波が届かないんだかたしかたない。

着る物ないから、着たきりスズメでしかたない。


こうやって、ちょっとだけ他愛ないことを諦めるだけで、

暮らしはすっごく楽になります。

アタシ、夏山でそんなことを学んだのでしたニコニコ