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算数的活動研究室   -齋藤史夫のブログ

算数的活動研究室
ーふみちゃんのびっくり算数教室・オトナの!算数教室:主催者募集中です

12年間のうつ病が、アドラー心理学のカウンセリングで学問研究の道へ進んで完治。小田原短期大学講師・埼玉純真短期大学非常勤講師。

毎年、長期のお休みのたびに呼んでいただいて、一緒にびっくり算数教室をつくってきた
天草のみつる保育園学童保育。


素敵なログハウスの学童保育です。

今年も新春から2つの教室をさせていただきました。
今年最初のびっくり算数教室は切頂20面体です。

難しい言葉ですね。
学童保育の子どもたちには、新年学校に登校して、
先生から、「お正月には何をしましたか?」と聞かれたら、

「切頂20面体の勉強をしました!」
「切頂20面体をつくりました!」

と答えよう!と、みんなで
「せっちょうにじゅうめんたい」と唱える練習をしました。

みんな大きな声でした。

2つ目の内容は、「位相幾何学・トポロジー」でしたので、
こちらも「いそうきかがく!」と大きな声で練習しました。

皆さんは切頂20面体をご存知ですか?

そう、


サッカーボール

あの形です。

実はサッカーボールは正20面体の頂点を切り落とした形、

だから「切頂」というわけです。

正20面体の各辺の真ん中を結んで頂点を切り落とすと、
正6角形が20、正5角形が12の立体になります。

学童保育では、サッカーボールをみんなで触りながら、
どのような図形でボールができているかを確かめることから教室をスタートしました。
今年後期から、「保育相談支援」という授業を初めて担当しました。

学生への実習の様子の調査で、

日常、保育者と保護者は、

保育所・幼稚園での子どもの様子、
家庭での子どもの様子をお互いに伝え合っている

ことを見聞していました。

日常の何気ないコミュニケーションが子どもをともに育てる基礎にあるのですね。

そこで、
各グループでコミュニケーションを深めるワークを研究し、
クラスで実践してもらいました。

こんな感想をもらいました。

「保育支援を行う上で、コミュニケーションは不可欠である。
 その事を改めて学べていると思う。

 コミュニケーションにも様々あり、
 対人で話すことや遊びといった何かを介して人と話すことができる。

 今回のコミュニケーションの授業で、遊びを通して会話が行えたのだと思う。

 これは、大人だけでなく子どもにとって、
 とても重要な会話の方法なのだと学べた。

 遊びを通して、言葉や発音を学び、社会性の発達が促されていく。

 自らが、それを体験することで、子どもたちや保護者に分かりやすく伝えて、
 コミュニケーションを図っていくべきなのだろうと思った。」


私は、授業を学生との共同研究の場と考えているのですが、
「遊びを通した会話」という新しい視点を得ることができました。

用語として「ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション」を知っていましたが、
遊びは会話である、と改めて考えたことはありませんでした。


その他の感想では

「ゲームを通して楽しみながらコミュニケーションをとることが出来て楽しかった。

 ゲームなので普段はあまり話さない人とも話しやすいと思った。

 チーム戦が多かったので、みんなで協力しながらできたことが楽しかった。
 自分たちでゲームを考えたので、いろんなゲームを知ることが出来てよかった。
 これからに生かしていきたい。 」

「それぞれ違ったグループの発表がとっても楽しく出来たと思うし、
 クラスの仲が深まった気がする!

 もう一度やりたい内容もあったりで楽しかったし、
 普段話しない友達とも話せたのでよかった!」

などというものもありました。
葉っぱの窓で、森の美しさを発見したら、
森の算数仙人から許可状が届きました。

さっそく、みんなプールへ

五右衛門ぶろもあります。
入るのが楽しみでお掃除にも力が入ります。

五右衛門ぶろに入っている写真も紹介したかったのですが、
うれしすぎて、みんなお風呂のまわりで万歳してしまいました・・・

キャンプ終了の記念写真


*葉っぱの窓はネイチャーゲームの一つです。
 それを、算数的に再構成してみました。