今年後期から、「保育相談支援」という授業を初めて担当しました。
学生への実習の様子の調査で、
日常、保育者と保護者は、
保育所・幼稚園での子どもの様子、
家庭での子どもの様子をお互いに伝え合っている
ことを見聞していました。
日常の何気ないコミュニケーションが子どもをともに育てる基礎にあるのですね。
そこで、
各グループでコミュニケーションを深めるワークを研究し、
クラスで実践してもらいました。
こんな感想をもらいました。
「保育支援を行う上で、コミュニケーションは不可欠である。
その事を改めて学べていると思う。
コミュニケーションにも様々あり、
対人で話すことや遊びといった何かを介して人と話すことができる。
今回のコミュニケーションの授業で、遊びを通して会話が行えたのだと思う。
これは、大人だけでなく子どもにとって、
とても重要な会話の方法なのだと学べた。
遊びを通して、言葉や発音を学び、社会性の発達が促されていく。
自らが、それを体験することで、子どもたちや保護者に分かりやすく伝えて、
コミュニケーションを図っていくべきなのだろうと思った。」
私は、授業を学生との共同研究の場と考えているのですが、
「遊びを通した会話」という新しい視点を得ることができました。
用語として「ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション」を知っていましたが、
遊びは会話である、と改めて考えたことはありませんでした。
その他の感想では
「ゲームを通して楽しみながらコミュニケーションをとることが出来て楽しかった。
ゲームなので普段はあまり話さない人とも話しやすいと思った。
チーム戦が多かったので、みんなで協力しながらできたことが楽しかった。
自分たちでゲームを考えたので、いろんなゲームを知ることが出来てよかった。
これからに生かしていきたい。 」
「それぞれ違ったグループの発表がとっても楽しく出来たと思うし、
クラスの仲が深まった気がする!
もう一度やりたい内容もあったりで楽しかったし、
普段話しない友達とも話せたのでよかった!」
などというものもありました。