こんにちは。fumiです。
「私の天命はどんな過去に隠されているのだろう?」
そんなことが頭の片隅に浮かびながら、
過去を振り返り、赤裸々に人生ストーリーを綴る世界観ブログを書いています。
昨日の記事はもう読まれたでしょうか?
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世界観ブログ 018話 憧れの先輩
小学校4年生になると、部活動が始まりました。
私は、運動が好きだったので、ミニバスケットに入部しました。背がクラスで2番目に低くかったですが、最終的には、先生に本気さが伝わって、初の4年生ながら大会のメンバーに選んで頂きました。嬉しさと驚きがありました。そのころ、算数の居残り組になったことがあったのに、運動では評価していただけた。
得意と苦手の凸凹ですね。
居残りして、自分をダメな奴と思ってましたが、これ一件で相殺してました。
2つ上の先輩は、地域のミニバスのクラブチームに入っている先輩が多かったので、レベルが高かったです。大会の結果は忘れてしまいましたが、私は試合に最後の5分だけでしたが、出場させて頂き、そんな先輩たちと一緒にプレーできて嬉しかったです。
そんな中で、私は6年生のキャプテンの先輩に憧れていました。掛け声や選手宣誓のあいさつなど、ハキハキしていて、堂々としていて、それでいて、プレーもひと際上手だなぁと感じていました。
その先輩は、仲の良い3人組で遊んだり教室移動したりしていました。3人とも、容姿端麗で身長も高くバスケも上手でした。
とある日、
体育館の前の廊下で、私は土足の靴を脱いで体育館シューズに履き替えました。下駄箱に入れずに、その土足の靴を置いておきました。黒と赤い色の運動靴です。
すると、体育館から、なにやら怒鳴り声を出しながら、イライラした態度で、出てきた6年生の男の先輩が私の靴を蹴っ飛ばしました。蹴っ飛ばされた靴は、遠くに転がっていきました。
私は、「なんで私の靴を蹴っ飛ばすのか?」と不思議に思いました。話したこともない人で、私がなにかしたのかな?と思いましたが、全く思いつきません。
話を聞いていると、体育館の中にいる同じく6年生の男の先輩に対して怒っているようでした。だから、いじわるで、蹴っ飛ばしたようでした。たしかに、私と全く同じ靴が、近くの下駄箱に入っていました。それで、怒っている先輩は間違えて、私の靴を蹴ったみたいでした。
私は、イライラして怒っている先輩を見て、委縮していました。自分の靴を拾いに行くのは、誰もいなくなってからと思ってました。
とその時です。
あの憧れの先輩達3人組が、体育館のそばを通りかかって、怒っている先輩の方を見ていました。
そして、少し遠い所から、
キャプテンが、「○○くんの靴と同じだけど、蹴っ飛ばしたの、あれfumiちゃんの靴だよ。」
そう言って去って行きました。
聞き取れないところがあったのですが、
私の靴を知っていた事、
私のためにわざわざ、怒っている先輩に遠くから声をかけた事、
怒っている先輩に委縮することなく意見する所、
なんて、かっこいいのだろう。そんな風に思いました。
強いリーダーに憧れを抱きました。ミニバスケットが上手いだけでなく、容姿だけでなく、心も優しく、それでいて、怒っている男の先輩にもバシッと意見する。
う~ん、尊敬です。
わずかな期間しか、一緒にミニバスケできませんでしたが、とてもついて行きたくなるような先輩でした。
あの時、私は守ってもらったという感覚があったのだと思います。人を守れる、ついて行きたいと思わせる、このキャプテンに凄い魅力を感じました。
あれから、お会いしてませんが今、どんな人生を歩んでおられるのか。時々気になって思い出します。もう20年弱お会いしてないので、いつかお会いして、この時言いそびれてしまったお礼がしたいですし、どんな夢を持ってらっしゃるのかとか色々積もる話もできたらなぁと思う今日この頃です。
以上 018話でした。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
今日のあなたの幸せを祈って願って信じて。
あなたの人生を応援してます(^▽^)/
次回 世界観ブログ 019話 体調不良 に続く