大切なこと、大事なことを知ったとしても、
自分自身がその大切なことや大事なことを受け取る器を持っていないと、
きちんと受け取って自分の中に入れることはできません。
ただ知るだけ、知っただけ、で終わる人のなんと多いことか。
良い話聞きました!ためになりました!元気になりました!!と言いながら、
その瞬間だけでホントのところ一番大事なものを受けとれていない人の多さ。
じっくりと「受け取る器」を作る努力をしないで、
あっちの耳に心地よさそうな話、こっちの簡単に人生変えてくれそうな話、
ふらふら移動しているだけで、人生ほとんど変わらない人のなんと多いことか。
自分で「受け取る器」を作る努力をすることの大事さ、重要性を感じれば感じるほど
がっかりする現実にぶち当たってきました。
すぐに簡単に楽して手に入れたものは、同じようにすぐに簡単に
その手をするりと抜けていきます。
努力して「受け取る器」を作り、その中に知識や情報を入れていくことができたら、
それを知恵という飲み物に変えて飲むことができるようになる。
それはつまり自分の中に取り入れ、活用できるようになるということ。
そうして初めて、「知ったこと」が自分の人生に役立ち人生を変えていってくれるのです。
このことをどうわかりやすく伝えるか、「受け取る器」ってどうやって作ればいいのか、
その器に入った大切な話を、こぼして失くさないようにするにはどうしたらいいか、
悩んで悩んで書いたのが「幸せの探し方」という本です。
普通の人が普通に生きながら、幸せになるためにどう生きていけばいいのか。
幸せは探すものではなく、気がつくもの。
どうしたら、幸せに気づくことができるようになるのか。
繰り返し何度も本を読んでもらえたら、
最初はよくわからなかったことがだんだん自分の中に、
自分の人生の中に入ってきて、
人生を明るく生きやすい方向に変えていってくれることを確信しています。
じんわりゆっくりと効いてくる本になっているはずです。