第11回 ハセツネ30k | ふむふむのブログ

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旅と山、参加したスポーツイベントなどについてだらだらと綴ります。
2013年から区切り打ちで始めた歩き遍路に関しては必ず綴るようにしています。
備忘録として、だらだら長く書いてしまうことが多いですが、お読みいただけると嬉しいです!

3月31日、ハセツネ30k参戦。

四半世紀以上の伝統ある山岳レースであるハセツネカップの導入版という感じの大会。
個人的に長谷川恒男カップという歴史とコンセプトがあるので、トレランの大会とはあまり言いたく無い。
短い距離であっても山岳レースであり、山のルールとマナーを守る者が参加するレースであって欲しいと思っている。

が、スタート並びの割り込み横入り、事故申告タイムの明らかな齟齬(本戦にも言えるが)、シングルトラックでの強引なかつ声かけも無い追い越しなど、他のトレランレースよりもマナーが悪いのではないかと思ってしまう経験を毎年している。

信越五岳で同宿だった方も、ハセツネカップには出たいが、ハセツネ30kに出てマナーが悪く出る気が失せたと言っていた。

上位1000人がハセツネカップへの出場権が得られ、かつロード区間か半分のレース。
それを考えれば、山岳レースというよりは、順位が重要なトレランのスピードレースという色が濃くなるのは仕方ないのかもしれない。

自分は近場の普段から慣れ親しんだ山で行われるレースだし、長谷川恒男という人へのリスペクトもあるし、山のマナーを守り参戦するというスタンスでいきます。

今回の大会実行委員長挨拶の文章は非常に頷ける内容でしたのでご紹介させて頂きます。

今年はUTMFもあるので、怪我は絶対しない、足は絶対攣らない、そしてハセツネカップの出場権は取るそんな感じでいきます。

準備がもたついたのもあり、会場到着は1時間前。

必携品チェックのかなりの行列。
チェックが終わり、ゼッケンとチップを取り付けているとスタート30分前の放送。

早く並んで割り込み者にイライラするより、今回はのんびり後ろからスタートし、そこから行けるところまで頑張ってみよう。

トイレに並び、手荷物を預ける。
スタート20分前にスタートブロックへ。
かなり後方だ。
5時間のプラカードも見えないくらいの位置。
ポールを装備している選手が多いエリア。

肌寒いのでレインウェアを着て待機。
スタート直前に脱いでザックに詰める。

スタート。
しばらくしてノロノロと集団が動き出す。
1分50秒くらいでスタート地点を通過。

しばらくはノロノロだろう。
最初の1kmは6分以上かかる。
前が空けば積極的に前に出ます。
檜原街道に入るとまたコースは狭くなる。
ここは我慢。
1km5分台のペース。

沢戸橋を渡り、登りに入ったらスイッチオン。
道が広がり選手の間隔が多少広がるので、ガンガン前へ行きます。

後方スタートゆえ、選手をどんどんパスできる。
楽しい!
どんどん抜き、選手の間隔が詰まっているところや集団になっているところは無理に割り込まずペースを落とす。
そんなストップアンドゴーを繰り返しながら登る。
果たしてこんなことをしていて足が持つか…?
ま、今日は順位もタイムもそれほどこだわらないから、途中で足が持たなくなったらペースを落とせばいい。
体力作りのつもりで。

とりあえずはじめの10kmのロードの登りと、途中にある2kmのロード登りは必ず走りきる。
それだけは自分に課した課題。

今年は試走を一度もしていないので、ペース配分も、だいたいどれくらいで走れそうかも予想がつかない。

登りでキロ4分台まで上がる。

しかしだんだん斜度が増すので、ラップタイムは少しずつ落ちる。

トレイル入り口までのラスト3km弱はかなりキツイ。
歩かず踏ん張ります。

トレイル入り口の北沢峠に53分で到着。
係りの人が渋滞始まっいますと声を張って教えてくれる。
20人くらい並んでいる。

自分の後ろで一気に列は長くなる。
係りの人も「一気に渋滞ができますね」と。
昨年は52分くらいですんなりトレイルに入れたと記憶している。
渋滞にはまらないためには、このロードを52分で抜ける必要がありそうだ。

トレイルは列になりゆっくり進む。

ロードで疲れたので、息を整えながら進む。

やはり、少なからず声かけもせず、強引な追い越しをしてくる選手はいる。
自分はシングルトラックでは追い越しはせず、道が広くなったら声をかけて抜くように心がける。
そうしていくと、前後の選手も同じような行動をとってくれるようになるものだ。

急なアップダウンを繰り返す。

昨晩の雨で道の状態が心配だったが、道は濡れているものの、水たまりが出来るほどではない。

石と根っこには気をつけて。

Tシャツだと肌寒く感じる。
お腹が冷える。
トイレ行きたくならなければいいんだけど。
市道山分岐を1時間40分で通過。
去年と同じくらいかな。

醍醐丸、陣馬山方面へ。
平坦で走れるところもあるし、走るにはキツイ登りもある。

足攣りで伸ばしている選手がちらほら。

急な登りは道幅が広いのでペースダウンした選手をパスしていく。

分岐を左折。
ここからは降り。
ぬかるんだトレイルのくだり。
飛ばしながらも慎重に。

ロードに降りる。
ここから数キロはロードの下り。
昨年はこの辺りで足を使いきり、下りでもペースはあまりあげられなかった。

今日はまだ足が動く。
ストライドを広げ、ロードの走りへ。
1kmのラップタイム4分1秒。
いいペース。
3分台まであげられるかな?
ちょっと無理してみる。
次の1kmは3分台。
しかしさすがに足がヤバイ。
下り切ると2kmの登り返しがある。
少しペースを落とし、足のダメージを少なくする。

そして登り返し。
疲れてからの登り返しはキツイ。
かなりの選手が歩いている。
歩いているのと大して変わらないくらいのペースだが、とにかく走る。
なんとかトレイル入り口まで走り切る。


ここからが最大の難所。
激登りトレイル。
元気な足でも自分はこの道は走れません。
疲れた足だと歩き続けることで精一杯。
前の選手にただただついて登る。
稜線に出てからもまだ少し登りは続く。

ここまで来れば、あとはそこまでキツイ所は無い。

平地と下りは走り、登りは歩く。
休まないよう耐える。

入山峠に降り、今熊山方面へ。
キツイながらも足はまだ動いている。
まだ走れる。

順位が上がるとマナーがいい人が増える。
抜くも抜かれるもお互い気にかけ合い、声をかけい。
ハイカーに道を譲り、挨拶をし。
やはり、山はこうでないと。

今熊神社奥の院への急な石段登りも何とか走れる。
「足動いてるよ!」
と沿道の人が声をかけくれる。

奥の院からは一気に下る。
下りは自分より速い選手がちらほら。
膝への負担もかけたくないので、無理に張り合わず足音が聞こえる近づいてきたら道を譲る。

小石が靴の中に入り痛い。
今さら止まって取りたくないので、このまま我慢。

変電所に出る。
あと少し。

4時間切りは間違いなさそう。
最後のトレイルを走りきり、林道を走りきり、最後のロード。
沿道の方、ゴールした選手が暖かく迎えてくれる。
ペースはあげられないけど、落とさずにゴールへ。


結局終わってみれば、去年よりもタイムも順位も良かった。
去年は暑さにやられたので、天候的には今日の方が良かったかも。

後方スタートで、かなりペース変動がある展開にもかかわらず、脚も攣らなかったし良かった。

帰ってくる選手に声援を送りながら、駐車場へと歩く。

昨年同様、帰り道でのらぼう菜、葉玉ねぎなどの野菜を購入。
野菜を売っいるお婆さんとお話ししてから帰るのも、恒例となりました(笑)。

摂取したもの
水分:750ml
サバスピットイン:1本
アミノ酸パウダー:1本
マグマ:1本