秋に東北旅行するのが恒例になっているな。
何も東北に拘る必要ないのだが、どうも西の方は馴染みがないせいかあまり行く気がしないのが事実だ。
と言ってこれまで山形、秋田、岩手はもちろん、青森にまで足を伸ばすなど、結構巡っているので、ネタが尽きた感もある。
そんな中、人気のリゾート白神に一度は乗ってみたいと言っていた家人が考えに考えたプランを出してきた。
私としては家人の実家までクルマで行って、それからJR駅まで行って乗れば良いと思っていたのだが、今回はオール列車の旅というプラン。
列車旅なんてクルマの免許取ってからしたことないんじゃないか
荷物を持って移動するのが嫌なのと自分が運転しないのは退屈だな、と渋る私に家人は荷物は自分が持つと言い、“大人の休日倶楽部 旅のしおり”なるものまで手作りして渡してきた。
大人の休日倶楽部は確かに安く切符が買えて良いけどね。
キッド君で東北自動車道をひた走るのにちょっとなぁ🤔と考えていた事もあり、今回はそのプランに乗る事になった。
朝イチの新幹線に乗るため、5時過ぎには家を出るという強行日程からスタートした列車旅。
とても“大人”感を感じられないが、まあ乗ってしまえば後は寝るだけの移動なんて経験ないのでそれはそれで面白い。
とりあえず朝飯を買わねば朝イチ新幹線の旅も台無し。
が大宮での乗換時間は30分弱。
２人分の三泊旅行は結構な量になるので、最近（でもない？）流行りのキャスター付のバックをゴロゴロと転がす家人。
歩く速度が倍の私はチンタラ歩かれるのが嫌いなのでここだけは、とバックを持って階段を上る。
新幹線の改札口で待っていると息を切らして追いかけて来た。
「走るから追い付くのに大変だった」
ん？
いつもより少しだけ早足だっただけだが？（笑）
朝食を余裕で買い込み、指定席に落ち着く。
出発すると途端に車内販売が来る。
あるじゃん。
と、家人が目敏くビールを指差す。
「んな、朝イチからビール買うバカいねーよ。」
と、前の座席のオヤジが買い込んで駅弁片手に一杯やるのだった。
馴れてないとこうなる。
こうして珍道中が予想されるのだった。
