*** 私は何を学んだか? その2 ***
会社人4社と5社目で“コネ”から脱した私はどうなった❓
自分探しは進んだ?
組織・幹部のしがらみがなくなって純粋に自分の仕事だけ取り組めば良い環境になったのはかなりの進歩だ。
きっちりと与えられた仕事を最初から最後までこなすということこそ、20代の若造にとって大事な事だ。
組織だ、幹部だなんてそれこそ「10年早い」。
どこかのTV番組でコメンテーターをやっている東大出の才女の発言が印象深い。
「勉強はやり方を教えてくれるけど、仕事のやり方は誰も教えてくれない」
そう。
でも教えてくれないのではなく、教えられないのだ。
ダルビッシュ有がいくらSNSでスライダーの握りを教えても、彼と同じ球は投げられない。
だからその握りを参考に自分でしっくり行く握り、投げ方を考え試して自分のものにする。
仕事は自分で考えてやるものだとここで気付く。
定型業務はその流れを教えてくれるし、どの会社・組織でも通用する経理の伝票作成とかは学んだものでそのまま実行できる。
最初は全くの素人なので言われた通りに数字を書いたり、機械操作等したりするが
「これはこうした方がやり易いな」
「こうした方が早く終わるな」
などと最後は自分なりのやり方を見つけるものだ。
そこに”自分の仕事だけ取り組め”の回答があり、面白みも湧く。
「仕事が面白くなって来た」
とはそれを見つける喜びだ。
それができたのがコンサル会社とY社。
勿論、数多く失敗もした。
失敗して
「くそー。じゃあこうしたらどうだ!」
と試行錯誤して最後は実績に残す。
これがやりがいとなった。
何となく自信が付いてきたという事は自分探しも大きく前進したのだろう。
その反面、組織的には”はみ出した”のは大きな皮肉だな。