*** フリースタッフ ***
長く続くと思っていた業務から去った私。
初めての派遣スタッフだとは言え、かつて関わっていた業態の会社にまんまとしてやられるとは、、、
またしても無職になった私は
「やっぱり正社員(プロパー)だよな」
と応募すれば落とされるの繰り返しで、結局仕方なく派遣スタッフとなるのだった。
”流浪の”有期雇用社員(格好良くフリースタッフと呼ぶことにする)時代は現在まで続いているので、2回目以降はどこにどういう経緯でと述べても仕方ないし、事実よく覚えていない(笑)。
一つ言えることは仕事を選ぶ時に会社は全く考慮に入れていない事だ。
”最初に仕事ありき”
でその仕事が面白いと思ったら応募するというスタンスを今も取っている。
ここはコールセンター(CC)のチャプターなので、これからは記憶が鮮明なCCを2~3思い出す事にしよう。
フリースタッフ時代の中核をなしていたのがこれまた誰もが知っている会社の子会社でやCC受託会社での逸話である。
面白い事にCCというのはいろいろな人が集まってくる。
そのほとんどがアルバイトである。
本業がうまくいかないので生活のために一時的に働く場所として選ばれる。
CCにはシフトが付きものなので、自分のスケジュールで仕事ができる事が多い。
つまり本業がない時に働け(シフトを入れれ)ば良いので、芸能の世界の人も多いし、定年後に働く場として選ぶ人も結構いる。
俳優の小出さんなんか良い例。
中には会社を潰した社長さんもいれば、めでたく世代交代して「暇してても仕方ない」とヘッドセットを付ける大物もいたりする。
私がそのCC受託会社に入った時は時代もかなり流れているので世間にCCが知れ渡り、CC受託会社自体も各種体制が整ってきて、”立派な”会社となっていた。
CCに限らず、新興企業が”ウチは問題ないですよ”と訴える(信用を勝ち取る)手っ取り早い方法は自治体の受注をする事である。
奇しくも自治体も人員不足が深刻になってきており、昨今の政権の”ばらまき政策”なんかされた日にはそんな業務を前提にした人材確保なんてしていないので、自然外注するしか方法はない。
そこで派遣・受託会社の自治体への営業攻勢が始まって~という流れが今も続いている。
で、”立派に”自治体のCCを受託した会社はどうするか
まずは募集して人員を確保、教育をして業務を始める。
確保した人員が優秀なら給与なり福利厚生なりを充実させていって囲い込み、現場管理者としていく。
CCでいうなら”リーダー”、”SV”ですな。
教育された側は当然、現場にいるので経験とスキルを重ねてさらに”立派”になって行く。
半面、受注案件が多くなればプロパー社員は複数案件を受け持たされ、本社にいて各(プロジェクト)チームを管理するのに終始する事になる。
つまり、現場は有期雇用契約社員だけになる。
管理者(SV,リーダー)も契約社員なわけだ。
ここに問題が発生するわけだ。
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