*** 派遣 ***
私の最初のCC仕事は順調なスタートを切ったと言って良いだろう。
教育係までになった私は”つなぎ仕事”も忘れて、このままでも良いかと思うようにさえなっていた。
それを壊すのが派遣会社だ
前述のようにこの業務は有名企業系列の子会社での派遣なので会社が潰れる(笑)心配はないし、この業務が終了したとしても実績さえ残せば、他の業務に行ける可能性もある。
事実、CCのセンター長でもあるプロパーともよく飲みに行ったし、この業務の担当営業も後に飲み会に食わって楽しく過ごせるようになった。
クライアントとの関係も良好で何度か”優秀OP賞”も貰っている。
そんな中、派遣スタッフに訪れるのが契約更新交渉だ。
ご存じのように有期雇用である派遣スタッフは数か月が契約期間でその期間が終了する前に更新の意思を確認される。
この業務の派遣先会社が優れていたところは派遣先の指揮命令者(私の場合は上記センター長)と定期的(派遣階会社との契約更新前が多い)に面談を行っていた点で不安、不満があれば言えるし、会社側も修正点を指摘する場を設けていた。
その中でセンター長が
「また時給上げておいたからね」
と言ったのが引っ掛かり
「前も上げてくれてたんですか?」
「できる人に時給アップは当然だよ」
ありがとうございますとその場は終了し、家に帰って給与明細を確認すると入社時の時給から1円も上がっていない
で、契約更新面談の時に派遣会社(元)担当に
「私の時給、かなり上がっているはずですが変わっていないのは何で?」
次の給与明細には”調整給”としてかなりの”ボーナス”が入った事は言うまでもない(笑)
この時に契約していた派遣会社は今でもあるれっきとした中堅いやもはや大手の部類の入る会社なのだが、それでもこれである。
こういう事は後にも起こるのだが、それは会社の体質なのかはたまた担当営業部の方針なのか営業個人の(出世)欲なのか?
テレビのCMを流している超大手の派遣会社さえ私は信用していないのはこのためだ。
”派遣会社編”で述べた歴史がやはり影響しているのかわからないが、これは悲しい事実である。