*** 部署の消滅 ***

 

2代目がアメリカに留学している間に入社した私。

飲み会や社員会で彼の事に話が及ぶと

「あいつが帰ってきたら俺は辞める」

と何人もの人が言うのを疑問に思っていた。?

まあ、理由は前述のような傍若無人さにあるわけだが会った事がない私は実感が湧かなかった。

 

それが事もあろうに彼は復職後、わが部署のトップになったのだ。

いや、ウチにはもう部長も課長もいるので必要ないのだが…😔

彼は私と同じ年齢なのだが、そこはそれ、取締役職なので部長がいる部署でも組織的に問題はないといえばないけど、、、😔😔

ま、どこも「来てもらっては困る」と遠慮願ったのが事実なので仕方ないというわけだ。

着任するなり、皆が言う事がすぐに理解できた。

まあ、ドラマにありがちな滅茶苦茶な言動をする訳ではないが、いちいち実務とはピントがズレているんだよねぇ。

前述のように彼は有名私大を出てMBAを取ったので(会社の費用で😤しかも1年多く掛かって😒)理論的ではあるが、要は”机上の空論”ばかりなのだ。

しかも異常にせこい。

「これはもっと見積額を増やせる」

「ネット(業者さんに払う金額)は抑えられる」

聞こえは良いが千円単位ですから~ニヒヒ

興味がないし縁もないのでよくは知らないがMBAってもっと大局を見た経営の勉強をする所じゃないの?

結局、彼のせいでわが部署の社員が3人辞めているのが全てを物語っている。

この件ほ丁度会社も過渡期を迎えていたので一概に彼が原因とは言えないが、辞表を出す一因となったのは間違いない。

私ももはや留ませる事ができなかった。

Y社としては採算が上がらない部署をどうするか困っていたので経営者としては結果オーライと言えるな。ゲラゲラ

おかげさまで我が部署はなくなり、最後に残った部長と課長と私はそれぞれ他の部署に異動となる。

 

私がY社に長くいられたのはキラキラした社員とやりがいのある仕事とそして何よりもこの部署のボスだった部長が大好きで彼が率いるこの部署があったからだ。

それでも”システム部”である私はまだY社に居続けた。よだれ

部署がなくなっても一応管理職である部長や課長は他の部署の管理職という形で残す事は問題ないが、ペーペーの私は…としばらくは所属先がなく、宙に浮いた状態だった記憶がある。

当の2代目はどうしたかと言うと新しい部署を作ってもらってそこのボスの納まっていた。

で、あるタイミングで私がその部署に行く事になる。