何もないところから、あるもので創りだす。
この技術が長けていることも「生きる力」と言っていいのなら、フィリピン人の「生きる力」は凄いなあといつも感心してしまいます。
お金がない中、ある用途を果たすためにあるもので創り出すことにもの凄く長けているんです。
例えばこれ。
道の横にある木の枝に、その辺にあった木の板や発泡スチロールを置き、もう立派な棚をつくっちゃうんです。笑
これ、よく見ると絶妙で、ビニールひもを使ってうま~くバランスをとっているんです。
あっぱれ。笑
他にも例えば「ネコ」と呼ばれる一輪車があります。
これよく東北の被災地で瓦礫撤去や泥だしをするときに使っていたものでした。
そしてこの「ネコ」が東北には大量にあったんです。
なので今回のフィリピン、タクロバンにも「ネコ」が大量にあって、瓦礫撤去とかするのかなあと最初思っていました。
でもどこにもないんです。
(えっ!?)
見ると引出しのようなプラスチックの入れ物に電線を切って、くくりつけたものが!
(まさか!?)
そうです、これをソリのように引いていくんです。
こんなところからも日本とフィリピンの経済的な違いというものが見えてきました。
(ああ、やっぱり日本はお金持ちの国なんだなあ・・・。)
それにしても、このクリエイティブさって、すごくないですか?!
こんなフィリピンに限りない魅力を感じます。