今からちょうど4年前、大学を卒業する直前にフィリピンを初めて訪れました。
そこでゴミ山に生きる子ども達に出逢いました。
たくましく生きる彼らの姿を目の当たりにしました。
ゴミ山という環境にも関わらず、笑顔をつくれる彼らの強さに驚きました。
笑顔だから幸せなのかといったら、それは未だに「?」です。
フィリピン人に直接伺っても、ノーと答える人が多いです。
でも、僕は彼らの逞しさに、正直、「助けてあげたい」なんて気持ちよりも、「こんな強い人間になりたい」と畏敬の念を覚えました。
彼らから学ぶものが色々見えてきました。
そして僕の心の中で、どんな環境でも「生きること」を選択する彼らの光が、自ら「死ぬ」ことを選択する日本の子ども、青少年達の影をどんどん大きくしていったんです。
ちょっと皮肉っぽいんですが、発展途上国であるフィリピンのゴミ山で生きる子ども達と出逢い、先進国の日本で生きる子ども達の将来を憂いてしまったんです。
日本で悩む青少年達とフィリピンで生きる子ども達の間で将来は生きていきたいと思っていました。
どんな形かは今、正直わかりません。
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でも今回、NPO法人いばしょづくり代表の阿部さんとのご縁で、不登校の子達が書いたお手紙を、台風災害の被災地、タクロバンで子ども達に配りました。
「これ日本の子ども達からの手紙ばい。」って言って渡すと、その手紙を抱きしめたり、何度も読み返したりする子どもがいました。
その姿、ぜひ手紙を書いた子に見てほしかったって思いますホント。
一概には言えませんし、一般化しにくい問題であることは重々承知していますが、不登校生とフィリピンの子ども達・・・。
「こころの純粋さ」という、共通点を見つけたという気が今日します・・・。