皐月賞馬ミュージアムマイルは中距離路線へ、ダービー馬クロワデュノールは凱旋門賞に出走したことで春の2冠をそれぞれ獲った2頭が不在ということで、ある意味混戦模様となった今年の菊花賞
全体的に見ても春の2冠に出走したのが僅か4頭しかおらず、新興勢力の台頭がそれだけ凄かったということなんだが、ただトライアルを見てみるとセントライト記念は勝ったのが皐月賞馬ミュージアムマイルで神戸新聞杯は3着までをダービーに出走した3頭が占める結果に・・・こうなるとやはり春の実績馬が優勢になるかな?という風になっても仕方がない
ちなみに春の実績馬と言ってもそもそも重賞を勝ったのが4頭しかおらず、しかもそのうちの1頭はダービーが終わってからなのでそういう意味でもより重要視したい
で、ここは神戸新聞杯組を上位に見た上で勝ったエリキングから
昨年の京都2歳Sのあと骨折が判明して、皐月賞はブッツケでの参戦
さすがにレース感も戻ってなかったこともあって11着と大敗したけれど、一度使われた上積みはさすがにあってかダービーは5着まで来たがそれでも本来の出来ではなかったことは確か
しっかり立て直した前走の神戸新聞杯は着差こそ僅かで辛勝のように見えたかもしれないが、末脚に磨きがかかったのは成長の証
ダービーでもクロワデュノールを凌ぐ最速の上がりで追い込んではきたが、神戸新聞杯が終わった後にはアクシデントなどの不利がなければ・・・と思わせるほど
個人的には母系がオーストラリア牝系で、父キズナもどちらかと言えば長距離には向いているとは言えない
しかも鞍上の川田将雅も過去にビッグウィークで勝ったことがあるとはいえ、長距離戦の騎乗が上手いとは必ずしも言い難い
この中間の予想では評価を下げてはいたが、最後は神戸新聞杯で見せた馬自身の底力を信じたい
4コーナーで接触するアクシデントがありながらも最後ねじ伏せた、あれを見たらね・・・
相手はダービー3着のショウヘイに
京都新聞杯を勝っていて外回りコースに実績があるのは強みではあるが、ただ距離が延びていいかと言われると・・・
父がサートゥルナーリアということで、ロードカナロア産駒の中では異色なタイプではあるけれど長距離戦には不向きな種牡馬
加えてダービーも神戸新聞杯も同じ2400mだけど抜け出してからその後が・・・というレース短評を見ると、何とか対応はできたとしてもやっぱり最後にはパンチ不足だったという感じで終わりそうな気がする
それに「長距離戦は騎手で買え」とよく言うが、岩田望来に乗り替わるのもマイナスだしそもそもこの乗り替わり自体が・・・
それだったら・・・というので長距離戦において条件反射的に買うのが、このブログでは何度も何度も書いてきた和田さんこと和田竜二
今年の騎乗馬は神戸新聞杯5着のライトトラックだが、そもそも前走の神戸新聞杯がデビュー3戦目
しかも5月デビューと出走18頭の中で最も遅かった馬が既走馬相手のデビュー戦を勝ち、格上挑戦となったリステッドの白百合Sも勝利
まだまだ伸びしろはありそうだし、新興勢力勢の中で今回最も楽しみな馬は?となれば、鞍上込みでこの馬かなと
で、ここまで挙げた3頭に共通しているのは、京都コースで2勝していること
そもそも京都コースで勝っているのが5頭しかいないというのはあるけれど、この3頭は外回りコースでも勝っているというのはやはり強みではある
神戸新聞杯3着のジョバンニは、ショウヘイ同様に距離延びて不安
神戸新聞杯はそもそも上位3頭が抜けていたこともあってそこまで気にはならなかったが、ダービーと合わせて考えると必ずしもいいとは言えない
父エピファネイアで母系がアイルランド牝系なのを見れば、今の馬場状態はマイナスではないけれど・・・
けれどデビューから松山弘平が手綱を取っていることは、自身が長距離戦で実績がないことを差し引けばプラスに働く可能性はある
「長距離戦は騎手で買え」となれば俄然存在感を増すのが、「5爺」のオリジナルメンバー(笑)
京都は庭と自他ともに認める、ユタカ鞍上のマイユニバースは父レイデオロ自体が不安なうえにマイナス
ただそれを補って余りあるのが、菊花賞と相性の良い九十九里特別の勝ち馬・・・ひと昔ふた昔とはいえ過去にはデルタブルースがここをステップに勝っているわけだし、今年のマイユニバースは7馬身差の逃げ切り勝ち
本番でもハナを切るとなれば・・・ここのところのユタカの逃げが手をつけられないほど存在感を増しているだけに無視はできない
セントライト記念2着のヤマニンブークリエは、皐月賞馬ミュージアムマイルには屈する形にはなったとはいえ、インから抜け出して食い下がったレース運びは評価できるかと
ここのところ菊花賞は神戸新聞杯組よりセントライト記念組の方が馬券に絡んでいて、しかも敗退組・・・それも2着馬の方が本番で結果を出していることを考えれば狙い目だろう
そしてこの2頭は、武兄弟と競馬学校1期生のタッグということもあって、どちらが勝っても胸アツな展開になるのは間違いない
青葉賞勝ちのエネルジコはダービーを無理して使わなかったことは評価できるものの、新潟記念を使ったこと自体がマイナス
そもそも2000mの古馬重賞を使って本番でも来たのが、9年前に札幌記念3着から2着に来たレインボーラインが最後
2年連続で勝っているルメールが鞍上なのと、母系がドイツ牝系ということで長距離戦には向いているとみて一応は押さえるが、人気どころの中で軽視するならこの馬か
ドイツ牝系ということで押さえたいのが、セントライト記念3着のレッドバンデ
2走前の稲城特別(2勝クラス)では古馬相手に5馬身差で勝っているのはプラスに考えたいし、まだ底を見せていないというのも強み
ただ・・・鞍上の佐々木大輔が長距離戦初騎乗なのが大きなマイナスで、経験のなさをどこまで補えるか?
◎エリキング
○ショウヘイ
▲ライトトラック
△ジョバンニ
×マイユニバース
×ヤマニンブークリエ
×エネルジコ
×レッドバンデ
そして印は8頭までと決めていることもあって回らなかったが、5代血統内にリアルシャダイの血を持っている馬として一族にステイヤーズSを勝ったペインテドブラックがいるラーシャロームと、馬場状態を考慮して馬場がさらに悪化するなら「道悪の鬼」と言われたレインボーアンバーの血を持つエキサイトバイオの2頭も押さえておきます
点数は多くなるけれど、皐月賞馬もダービー馬もいない混戦ムードであれば手を広げて勝負したいですね