今日の大阪は完全な春でした!
短い春の陽気を楽しみたいと思ってます(^^)
今日の題材は、古くなったRBエンジンの欠点。
と、しました。
まぁ今に始まった話しではなく、昔から同じなんですが、RBエンジンは点火タイミングをカム側のみで判定している為に誤動作(誤認識もしくは判定不明)する事があります。
4ストロークエンジンはクランクが2回転回って1行程、って仕組みです。
それとは別に、回転する物には必ず周波数と言うものが発生します。
ほとんどのRB26エンジンで、大体6200〜7000回転辺りの部分が重なり点火不良を起こすか、点火が繋がってしまいます。
カムギヤの1箇所でクランクの2回転とカムの位置(併せて1番上死点の位置)を判別するのですが、回転数が上がり、わかりやすく言うと回転スピードが上がり細か過ぎるタイミング判定は不可能な部分が出る。って仕組みなんです。
その周波数が大体さっきの回転数なんです。
わかりにくいかもしれないけど、凄く簡単に言うと、大体の仕様で7000回転手前って1番パワーの出る辺りで、今何処が1番なのかわからないから、火を飛ばすタイミングわからないし、ガソリン出すタイミングもわからないから大体の、エイ!、って感じになってる。
って感じなんです(笑)
それを防ぐ為の簡易的な物として、何度かLINKコンピュータ化中にクランク角センサーをバラして改造している写真を載せた事があります。
ゴメンなさい、すぐに写真が出なかったのでスルーします。
それでも計測箇所は同じく1箇所のみなので、完全に良くなる、事は無いんです。
細か過ぎる判別プレートを粗い物にし、判別し易くし位置の判定をしやすくはなりますが、はじめに書いたように周波数が重なる部分は必ず大体同じ位置にあります。
かなり前置きが長くなりましたが、やっと本題の話しです。
そもそも今回はユーザーカーがサーキット走行しているのを見た時にストレートで失火現象が起きている事に気づき、たまたまブースト圧も不安定だったので点検、修理し、確認とブーストチェックの為にダイナパックにてセッティングする事にしました。
今やほとんどの人が同じく、持ってるけど乗ってない。
って方が多いのでは?
ないですか?
経験値から、1番の不具合はクランク角センサーだと思うので交換が必要です。
ダイナパックでのセッティングデータからも、ほぼ確定です。
で、多分昔この車輌が沢山来ていた頃なら純正クラセンに交換して終了。
周波数的にダメなところは保険かけて、まあ仕方ないか〜。
って時代でした。
今回も別にパワーアップを求めているユーザーではないのですが、純正部品のクランク角センサーが当時4万位だったのに、現座は152000します。😭
しかも、この金額差を支払っても普通になるだけなんです。
って事でやっと(笑)
この欠点部分の代替え商品の登場です(笑)
この部品構成で大体10万ちょっとだったかな?
値段の価値観は人それぞれなんで伏せます。
不安定なカムギヤだけではなく、クランク位置でも信号位置を読み取るシステムです。
タイミングベルトの振動やカムギヤの減りによる位置ズレも塞げます。
作業的には少々手間がかかりますが、完成すればかなりスムーズにレブ回転迄ストレス、失火なく綺麗に回ります。
元の点火不良が発生していたグラフを残すのを忘れてしまいました。
あ、詐欺商法ではないですから(笑)
このグラフはノーマルエンジンにポンカムとヘッドガスケットだけ組み、トラストのT517ツインターボで1番上のグラフでブースト1,3Kです。
実際に乗って楽しい仕様ですね!
話しは逸れますが、金額が効果になって大切に保管しているのはいいのですが、実は鉄ブロックのRBエンジンのラジエター内は
こんな事になっていますよ
😭😭😭
色々と腐り出して来ます。
これの錆び取りを溶剤使い何度も洗浄し、最後には錆止め剤を入れてまもります。
文章にすれば簡単ですが、かなりの時間が必要なんです。
今日はかなり長く細かい内容からイヤ〜ってとこ迄書きましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました😊
これから始まり、
ここを加工してセンサーを付ける。
隙間を調整して取付け完了。
折角点火系統を一新するなら、これもよく潰れるので
点火コイルです。
折角セッティングも変更するので丁度いいタイミングです。
皆さんも大切にしている車輌のチェック相談もお待ちしていますね。
あ、今日は欲しい物が見つかりました!
今のタイプでグンヘル!
カッコいいしかなり欲しい(笑)
歳、バレますね(爆笑)