備忘録~にぎやかな図書館/クローズアップ現代
今夜のNHKクローズアップ現代は、中々、為になる図書館の話でした。
1929年(昭和4年)に定められた日本十進分類法の分類と図書の整理を、後生大事に守り続けている一般的な公立図書館とは大きな差異を感じました。
二十数年前には全国いたるところで、図書館業務を直営にするとか、委託や指定管理にするかといった議論が活発に行われました。今夜のクローズアップ現代が取り上げられた課題はそういった次元の話ではありませんでした。
まちづくりや公立図書館が抱えている今日的課題に真正面に向き合っていました。
タイトルにある「にぎやかな図書館」というよりも「街に“にぎわい”をつくる図書館」といった表現の方が良いかもしれません。
日本図書館協会認定司書事業委員会委員長の糸賀雅児氏は、単に多機能なハコモノを作るのではなく、キチンとした司書の配置、また本を置くだけでなく図書館の本来の機能や役割を持った仕組みを構築すべきと解説していました。
☆図書館が“まちづくり”にひと役
国土交通省の交付金・補助金を活用した公立図書館の事例は、この10年間でも100館を超え、しかも街のにぎわいに役立つような多機能施設が建設されているようです。
「地域の居場所、集客力、機能性では、他の公共施設にはないものを現在の図書館にはある」と言っていましたが、確かに、そのとおりかもしれません。
☆全国に広がる”にぎやかな図書館”
https://www.nhk.or.jp/gifu/info/articles/310/019/30/