退席しました~本日の陳情審査 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

退席しました~本日の陳情審査

令7陳情第15号~各会計年度予算・決算を審査する予算決算常任委員会の委員一人当たりの質問時間60分を削減しないことを求める陳情書

 

議会運営委員会に付託された「令7陳情第15号」の陳情審査の結果をご報告します。

 

反対6名   賛成0  退席2名(古木勝久、田中めぐみ) 

 

結果は全員反対で不採択でした。

 

反対→創和会・市民クラブ3名  志政会2名   公明党1名

 

反対の主な理由

「将来にわたって削減しないこと」は、任期中、または今後も議論しないことに繋がるので賛成できない。

 

退席の理由

ともにつくる秦野 2名 

 

陳情の気持ちはおおむね理解できるが、陳情内容にいくつかの誤りがある。

 

例えば質問時間は「60分または45分のどちらかを選ぶこととなり」という選択制ではありません。質問時間は任意という合意事項があったと理解をしています。

 

今後は、この質問時間については、議会運営委員会で検証しながら対応していくことを確認しています。

 

「市議会の先例・申し合わせには明記せず」とありますが、これも違います。「一人60分以内」(「市議会の先例申し合わせ」P122 )と明記されています。

 

ともにつくる秦野は、従来、議会運営委員会ではこの問題について、時間という量的な問題だけに限定しないで、質疑の在り方、質の向上にあるのではないかと訴えてきました。

 

これまでの一般質問などの執行部の答弁は繰り返しや長い内容が多いために、議会運営委員会においてこのことを指摘し、時間短縮の問題と並行して捉えるべきではないかと主張してきました。

 

今回の陳情は大きな問題提起として受け止めていますが、イエスかノーと即断するには、あまりにも内容に致命的な不備があるために、苦渋の選択として退席しました。

                        

この陳情の審査前には審査未了とすべきと臨みました。しかしながら審査未了というのは全員の委員の同意がなければなりません。<先例申し合わせP135-15>

 

したがって、俗によく言う生煮えの中身であり、審査には足りてないものがあり、ともにつくる秦野は、敢えて「判定」をしないという選択肢になりました。

 

今後も、この質問時間に対する基本的な考え方は時間だけにこだわるのではなく質疑の質の向上を目指して、他の自治体が実施しているような「議員持ち時間制」などを視野に入れた議論を継続していきたいと考えています。

 

 

 

いよいよ市庁舎玄関入り口には所狭しと、観賞用のタバコが並びました。秦野たばこ祭は9月27日(土)・28日(日)に開催されます。