杜人~自興院で自主上映会&矢野智徳氏・講演会 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

杜人~自興院で自主上映会&矢野智徳氏・講演会

日本列島各地で猛威を振るった昨年8月30日の台風10号では、本市内にも甚大な被害が発生しました。

 

ここ北矢名の自興院も、西側の山の土砂崩れによる大きな被害がありました。30日の朝、土砂や木が押し寄せ、雨戸や窓を突き破り本堂内に流れ込んだそうです。

 

本堂や庭に流れ込んだ土砂のかき出しには、状況を知った多くの人が手伝いに来てくれたことに大変、感謝をされていました。

 

現在は本堂内や庭はきれいになりましたが、今後は崩れた場所を直さなければならず、「多くを矢野智徳氏に委ねますが、完全復旧はこれからです」と、ご住職は話されていました。

 

失礼しました、前置きが長くなりました。

 

昨日はご住職のご案内で市内北矢名の自興院で杜人(もりびと)という映画と講演会があり、会派の仲間の桑原昌之議員、友人Sさんと行ってきました。

 

講師は造園家で一般財団法人・杜の財団の矢野智徳氏

 

「コンクリートで土留めされた「壁」は自然の循環構造や生態系の機能を失ってしまっているケースが多いので注意する必要があります」という問いかけがありました。

 

講演では、初めて聞く話ばかりで頭の中は仰天、いまだに整理できていません。

 

勝手に申し上げれば、矢野智徳氏のことを災害復旧・復興の仕事師と、お呼びしたいと思います。

 

気づいたキーワードと思われるものをアップしてみました。
 

水脈、脈の機能、木組みのしがらみ構造、グライ土壌、点穴、土砂崩れは大地の深呼吸、災害残渣(ざんさ)は移動させない、また余計なものを持ち込まないこと→自然界の循環構造に委ねることだそうです。

 

聞き慣れない言葉がたくさんありました。

 

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2月21日から始まる第1回定例月会議の一般質問に、参考になる話もありました。ありがとうございました。