劇場の天使2さん~歌舞伎のこと
数日前のことです。知人の紹介で「劇場の天使2」というブログと、ブログの元ネタである山川静夫氏著の『大向こうの人々 歌舞伎座 三階人情ばなし』の写しを頂きました。
この本は10年以上前に出版されたもので、残念ながら絶版のようです。
奇遇にもこの本の第3章に、父に関することが7ページにわたって記載されていました。著作権がありますから紹介できません。
ただ7ページの行間に込められた内容で、長年、私の知らなかった父の一面を垣間見ることができました。
「思い返すと、好きな演劇のために、親として、子どもたち5人には何一つ、してやれなかった、不孝をしてきたことを詫びたい」と・・・。
まるで反省文みたいなことが記されていました。これが遺言だったのかと。
歌舞伎や演劇は食わず嫌いで拒否し続けてきた32年間が、何とも虚しくもあり、悔やまれました。
33回忌を前に、これからは少しでも「親孝行」のつもりで、歌舞伎という別世界に、少しでも耳を傾けていきたいと、そんな思いがした年明けでした。
☆ブログ「劇場の天使2さん」を読んで
https://theater-angel2.blog.ss-blog.jp/2010-03-09-1


